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〜紅葉side〜
桜蝶姫が目を覚ましたらしい
怖がるかもと言うことで大広間から追い出された俺氏←
まぁわかるけど！！
取りあえず俺は三日月に落ち着いたら連れてきて欲しいと頼んで自室に戻った
…それから二時間
音沙汰がなさ過ぎて泣きそう←
そんなことを考えていると、襖の向こうから三日月の声が聞こえてきた
やっとか！！
失礼のないようさっと居住まいを正す
静かに襖が開かれ、三日月が入って来る
それに続くように桜蝶姫が部屋に入ってきた
…と思えばそこに膝をついて土下座し出した
A「失礼致します。桜蝶姫、参上致しました」
どんだけ丁寧な礼だよ！？
礼儀正しい短刀達でさえここまでしなかったぞ！？←
紅葉「なっ、か、顔を上げてくれ桜蝶姫！そんなに畏まらなくてもいいんだぞ！？」
A「しかし…」
紅葉「いいから！」
優美「…殴りません、か？」
彼女の肩は目に見えて震えている
あぁ、そうか
前任がそんなことをするやつだったのか
俺の中で前任への怒りが膨れ上がる
紅葉「…殴らない。殴るわけない！だから、どうか顔を上げてくれないか？」
俺がそう言えば、桜蝶姫はゆっくりと頭を上げた
うっわ…めっちゃ美人
紅葉「…まずは、謝る。本当にすまない。君を傷つけてしまったこと、同じ人間として恥ずかしい。申し訳ない」
俺は土下座した
人間の罪は同じ人間が償うべきだ
A「あのっ！どうかお顔をお上げください…っ。貴方様は何も悪くなどありません。貴方様が謝られることなどなにもないのです…！」
あぁ…君はどれだけ優しい刀なんだ…
人間に傷つけられ苦しんできたというのに
それなのに俺を…人間を許すと言うのか…
俺はゆっくりと頭を上げ、こう問うた
紅葉「…桜蝶姫。俺は、君をこの本丸で引き取りたいと思うんだが、どうだろう？」
A「貴方様は、それで宜しいのですか？私のような不浄なもの…」
紅葉「っ！君は不浄なんかじゃない！」
君ほど、純粋で、美しいものなどない
紅葉「…それで、どうだろうか？無理強いはしないが…」
A「…貴方様さえ宜しいのでしたら、私は構いません。貴方様に助けられたこの命です。貴方様のために散らして見せましょう」
俺の言葉一つでその命をなげうつと言った彼女にやるせない気持ちが湧いたが、彼女からの了承をもらえたので宜しくなと言う
彼女も宜しくと言って微笑んだ
その微笑みは何処か儚く、美しかった
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クロノト(プロフ) - う〜んお母さんもお母さんでコワイな (2022年10月22日 13時) (
レス) @page28 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 絵すごい上手ですね！僕こうゆう話すごい好きです！僕が絵を書くと頭がパイナップルみたいになるのですごいですね！画力分けて欲しいくらいです！ (2022年1月19日 3時) (レス) @page30 id: 8ea6652359 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - 香恋さんにとても同感です！ (2022年1月5日 1時) (レス) @page30 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 話も面白いし、絵すごい上手ですね！見た時びっくりしました！この話とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: e1e3ded61a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ - ２３の小狐丸が子狐丸になっています (2019年10月1日 19時) (レス) id: 977f6c68bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年2月13日 23時
