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不良エース ページ8

烏養「なんだ遅刻かナメテんのか!ポジションどこだ!!」

東峰「あっえっWS....」

烏養「人足んねえんだ、さっさとアップとってこっち入れ!」

すぐすぐ!!


そうやってコーチに急かされて体育館に足を踏み入れた『あさひさん』は、とても高校生には見えない、貫禄のある人だった。

....ちょっとビビる、おっかない顔していらっしゃる........これはまるでふ、ふりょ、


清水「ふふっ」

A「?」

清水「不良みたいって思うでしょ」

A「えっ、い、いえ....」←図星

清水「でも、東峰は私達の『エース』」

それとね、あれでも気は小さいんだよ?


そう言って口元を緩めながらあさひさんを見つめる潔子先輩は、本当に嬉しそうだ。

....チームを離れてもこんなに必要とされて、信頼されて。

更には本人も、流れでここへ来たとしてもそれに逆らわなかったということは、バレーがまだ好きだってことなんだろうし。

やっぱり彼はエースなんだ、コートに皆と立つべきなんだ。

私にはまだ彼の数値しか分からないのに、あさひさんに強くそう思った。


烏養「お前らの方から一人セッター貸してくれ」

田中「スガさん!?」


コーチの言葉に前に出たのは孝支先輩。

するとすかさず影山くんが反応する。しかし孝支先輩から返ってきたのは、これまでの数週間の複雑で悲痛な先輩の心情だった。

菅原「圧倒的な実力の影山の陰に隠れて、....安心....してたんだ....!」

先輩の、硬く力の入った拳が私の視界に入る。

菅原「....スパイクがブロックに捕まる瞬間考えると、今も恐い。けど、」

ぱっと俯かせていた顔をあげて、一歩、あさひさんに近づいた先輩。
小さくスキールが響いた。


菅原「もう一回俺にトス上げさせてくれ、旭」

東峰「!」


....ああ良かった。

うん、先輩はちゃんと、


菅原「負けないからな」

影山「俺もっス」


前に。進めてる__。

歓喜に期待に、→←オッサン



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(つд;*) - 続きとっっっても気になります!!更新fightです!!o(*⌒O⌒)b (2016年11月20日 18時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
猫月 - 続きすごく気になります!更新頑張って下さい! (2015年8月19日 13時) (レス) id: 15db70071b (このIDを非表示/違反報告)
ありん - 続き気になる〜更新どんどんオネシャス! (2015年5月17日 23時) (レス) id: 8d93bbab11 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - とうとう夢主ちゃんがみんなに!!続き気になります!ゆっくりでもいいので更新頑張ってください! (2015年5月2日 23時) (レス) id: a8ec826fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき子(プロフ) - みやびさん» ありがとうございます!赤司くんですね~?フフフ←登場まで待っていてください(笑)頑張ります!! (2015年1月5日 13時) (レス) id: de1b1c7645 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃき子 | 作成日時:2014年8月22日 17時

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