【ハイキュー!!×黒バス】うわさの白雪姫＊2nd

守護神⇔般若 ページ3

「ふぉっ....おい龍！龍！あの、びび美少女は誰だ！？」


....すいませんあなたこそ誰ですか。


また担任にいいようにコキ使われて若干遅く体育館に登場した私は、なぜだかヘンな頭をした背が同じくらいの人に指をジロジロと指されていた。


田中「聞いて驚け見て轟け！あの子がうわさの『白雪姫』だ！！我が部が獲得したお姫様！！」

「うおおおおおおおおお」


私で轟いてどうするんですか。

ていうか、

A「『シロユキ』ですからね！白雪A！！」

「ふぁっ！き、潔子さんとはまた違った魅力の詰まった....！！」

田中「だろ！だろ！！」

「潔子さんに加えて白雪姫！！なんって甘美な部活動！！」

田中「俺ら排球部勝ち組いいいいいい」


....なんか始まった。

面倒くさそうだしうるさいのでその場を離れる。


A「孝支先輩、あれ誰ですか？」

菅原「うるさいべ？(笑)あれでも一応烏野の守護神なんだよ」

A「リベロってことですか？」

菅原「そ！2年の西谷夕」


ほうなるほど、とか思って話を聞いている傍らでもう一度その守護神を見てみると、

今度は潔子先輩に駆け寄って(飛びついて、のが正しい)平手打ちを食らっていた。

うわ痛そう(笑)←

孝支先輩や日向くんには嵐の様とかゲリラ豪雨なんて言われる始末。影山くんに至っては言葉も出ない様子。

それでも主将は彼のプレーは静かだと説明してくれた。

....全く想像がつかないなあ。


西谷「で。旭さんは？？戻ってますか？」


菅原「....」

澤村「....いや」


刹那、守護神がまるで般若のような形相に化ける。

アサヒさん？これまた誰....


西谷「あの根性なし！！」

田中「こらノヤ！！エースをそんな風に言うんじゃねえ！」

西谷「うるせえ！根性なしは根性なしだ！」


田中先輩が引き止めるのも聞かずに西谷先輩はズカズカと体育館を後にしてしまった。

バアン！

....怒っているとは言え扉閉める音まで喧しい先輩だ。←

私がこんな呑気なのも訳がありまして。

いつの間にか日向くんが追いかけていったから大丈夫かなって。

見たところあの先輩は田中先輩と同じ部類の人っぽいから、純粋な日向くんに上手くノせられそうだったから。


そして案の定、


西谷「練習の後でガリガリ君奢ってやる」

日向「えっ！？」

西谷「俺は『先輩』だからな！！！」

日向「！！！あざーす！」


とりあえず心配はいらないようだった。

まるでアメリカ映画→←嫉妬しちゃったきゃ(*´-`*)←

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す