【ハイキュー!!×黒バス】うわさの白雪姫＊2nd

《番外―７》 ページ13

それから数年。

結局哉太はサッカーを続け、チームの頼れるエースストライカーにまで登りつめたらしい。

因みに言うと、揃えてしまったシューズやサポーターなどなど....は。

丁度サイズがぴったりだった烏養に哉太と俺で売りつけた。←

その時初めて二人を会わせたけど、すっかり仲良くなったみたいで、今じゃ良き呑み仲間なんだと。

あいつとサイズが同じなんて、哉太も案外ガッチリした体してんなあ。

ボールの方は、

「思い出にとっておく」

なんて言って哉太が自分で持っている。
いや、どんな思い出だよ。


そして。

そんな烏養に呼ばれて久々に母校に来てみれば、これまた久々にAに会った。


兄妹の絆は徐々に良好に戻ってきてるって話は聞いていたが、帰ってきたなんて微塵も聞いてない....

オイ哉太....なんでそれは報告してくれなかったんだよ....

滝ノ上「なんで知らねーんだよ」げしっ
A「痛い！なにすんのオッサン！！」

すっかり大人の女に近づいて美人になったかと思えば。

目鼻立ちがどことなく兄と似ているところとか。

A「やられた分だけやり返す！！」
滝ノ上「お前ほんっとそういうとこ哉太と一緒だよな！まじでガキ！」


....中身が意外と幼いところとか。

....やっぱりあいつらは何だかんだで兄妹だ。

しっかし本当にガキだな....滝ノ上も然りだけど。


高校生との白熱した(主に高校生側が)試合を終えると、マネージャーをしていたAに突如異変が。

....なーんかまた抱えてんだなあ。

あーあ、なんでこいつら兄妹はこうもギリギリまで周りに黙ってんだか。

まあちゃんと頼れる人達が側に沢山いるみたいだし、今回は俺の出る幕じゃないか。

って、ヒーロー気取りかよ。(ノリツッコミ)

そんなことにちょっとした寂しさを覚えつつも、必要があれば俺の事も頼っていいんだからなって意味を込めて。

熱い青春を過ごしている高校生を軽くいじった後に、Aの頭を撫でてやった。


多分、伝わっていなかっただろうけど。

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