無意識的に ページ6
「どうして?」
私は桜田なのはに聞く。
「多分、本人気づいてないと思うんだけど、
いつもバレー部の練習を空き教室から眺めてるの。」
なのはの言葉に私は驚く。
「…え?」
「私、バレー部でさ、偶然見たんだよね。
寂しそうに、ウズウズした様子でこちらを見るA。
…だから、バレーしてたんじゃないかなぁって。」
…やっぱりバレー大好きじゃんか
自分が気づかないうちにバレーを求めてるんだよ、A。
…バレーに関わりたくないとか嘘じゃん。
なのはから聞いた話を不思議に思いながらも安心した。
「で、どうなの?」
覗き込むようにこちらを見るなのは。
「うん、やってたよ、バレー。」
「!!やっぱり!」
目をキラキラさせるなのは。
「でも、今のAをバレーに誘わないほうがいいかも。」
「え…なんで」
「今は、バレーから距離おいてるみたいだから。
できるだけバレー関連の話しはしないであげてほしい。」
私が話し終えるとなのはは、そっか、と頷く。
「わかった!そうする!あ、Lime交換しない?」
「あ、いーよー」
それから私となのはが仲良く話しているのを見たAは驚いてた(笑)
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作者名:ねお | 作成日時:2022年4月29日 19時