【ハイキュー】青葉城西男子バレー部の女子マネージャー (ページ12)

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中学最後の試合ページ12

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私は幼稚園の頃からバレーが大好きで、特にリベロと言うポジションが好きだった。

だめかも、って思ったボールでも安定したレシーブで、あげちゃうんだ。また、勝つための守護神。

そんなリベロが大好きだった。

私は、沢山練習して、誰にも負けないリベロになるために、中学でベストリベロ賞を取った。

すごく、嬉しくて、周りも祝ってくれて、幸せだった。

…でも、だんだんチームメイトと距離ができていた。

理由はわかっていた。

私が何でも全力でやるからだ。

やるなら徹底させたい私は、中途半端が大嫌いだった。

外周は絶対抜け道とかないところだし、目標が達成するまで帰らせない、というのをしていたほど。

でも、勝つためには当然のことだと思っていた。

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そんな日々が重なり、私の中学最後の大会でそれは起きた。

23-24

この点が決められては、北一は負けてしまう。

そう思い、スパイカーの強烈なサーブを受け止めた。

…はずなのに。

私のレシーブで上げた球は、セットアップされることなく、こちらのコートに落ちた。

その時だけ、スローモーションに見えて、落ちた瞬間、ときが止まった気がした。

「…何で。」

私のその言葉は相手チームの応援席の歓声でかき消された。