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左手120  ページ31

そんな泣いてるAを見ていた、炭治郎と善逸は申し訳なさで二人で頭を抱えた。何で気づいてやれなかったのだと。無意識だとしてもAが傷ついてしまった。





「どうする炭治郎....俺らAちゃんに嫌われても可笑しくないよ......嫌われたら俺、鬼殺隊やめる」


「やめるな。でも確かに悪いことをしてしまった。なら謝るしかないだろう」


「それで許してくれなかったらどうすんの!?」


「謝り続ける」


「よく平然と言えるな!?」


「おい!!紋逸!!!」




伊之助は善逸の声に気づいたのか大声で呼んだ。善逸がギギギ...という風に振り向くと伊之助がAを抱きしめながらこちらを見ていた。





「Aが泣き止まねぇぞ!!」


「そうかい!!!ならとりあえずAちゃんから離れろ!!!」


「わかったぜ!!」





伊之助がAをばっと離すとAがめちゃくちゃ暗い顔をしていたため、伊之助は困惑した。いつも表情がコロコロ変わるAの暗い顔は初めてだからだ。





「お前...本当にAか?」


『....Aだよ』


「A。すまなかった」


「本当にごめんねぇえええええええええええええええええええええ!!!」





炭治郎は綺麗に頭を下げ、善逸はAよりも泣きながら謝った。Aはそんな二人の姿に目を見張り、罪悪感が募った。二人は純粋に心配をしてくれていただけなのだ。なのに自分勝手だと怒るどころか謝る二人は本当に優しすぎる人だ。
Aはもう色んな感情が溢れて三人に抱きついた。心配してくれた有り難さと、謝らせてしまった罪悪感と、自分の気持ちを否定せずにいてくれる感謝の気持ちと...色々。とりあえず、前よりももっと好きになったことは確かだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , かまぼこ隊 , 原作沿い?   
作品ジャンル:アニメ
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恋月姫(プロフ) - わぁ!ありがとうございます!!!本当に面白くて大好きな作品なので…!書いてくださり凄く嬉しいです! (2019年8月16日 22時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ありがとうございます!翔バージョンも頑張って書きますね!!! (2019年8月16日 17時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
恋月姫(プロフ) - 本当にすごく面白いです!!!面白すぎて、1日で追いつきました!笑笑あの…もしも可能なのであれば善逸と伊之助以外のバージョンってできるのでしょうか?例えば…翔君バージョンとか…。翔君との話が大好きでどうなるんだろうな!?と気になってしまって!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - そんな風に言っていただきありがとうございます!!!素晴らしいなんて....今、感動で心臓が痛いです(笑)伊之助バージョンも書いていきます!! (2019年8月14日 1時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
れん 炭治郎神推し - 伊之助もみたい!面白すぎて夜に見てたら二日で追い付きました笑 私漫画持ってないけどネタバレ覚悟で読みきりました笑笑 ネタバレも気にならないくらいいい作品です!こんな素晴らしい作品をありがとうございます! (2019年8月14日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年8月9日 16時

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