左手119 ページ30
「Aは弱味噌で一回死骸になった俺の子分だ」
『そ、そうだね』
叫ぶ様な喋り方ではないが、ハッキリ言う伊之助に驚きながらも頷いた。
「子分を守ってやるのが親分だ。親分を支えるのが子分....Aはそう言いたいんだろ?」
『ん?...そう、か...な?』
「俺はずっとそうしてきた!!!紋治郎たちがどうなったかは知らねぇ!!!だけどな!!俺は一回もお前に対して態度を変えてねぇ!!!」
『.....』
確かにそうかもしれない。番になれと言ったこともあったが、それと別として心配の度合いも大して変わっていない。約束も二人に比べて少なかったし、連れて行けは死ぬ前にも何回も言われた覚えがある。自分が子分だから。伊之助より弱いから。Aはただ、自分に対する評価に敏感になっていただけで伊之助は態度を変えていたりはしていなかった。
『...ごめ......ごめん、伊之助......私......本当に自分のことしか見えて...なかった.....』
「!お、おい!!何泣いてんだ!!!」
『最低だ........ごめ、ん.............ありがとう...っ.......』
伊之助は泣いているAを横から下から除き混み、どうするか混乱していると思い付いたのかAを抱きしめた。
「これをすればいいって紋逸が言ってた!!」
『っ.......優しすぎるよぉ.......伊之助、怒っていいんだよ......なのに、なんで優しくするのさ....』
Aは伊之助に抱きしめられながら泣いた。伊之助は何で泣き止まねぇんだ!?とずっと言っていたが気にせず泣き続けた。
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恋月姫(プロフ) - わぁ!ありがとうございます!!!本当に面白くて大好きな作品なので…!書いてくださり凄く嬉しいです! (2019年8月16日 22時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ありがとうございます!翔バージョンも頑張って書きますね!!! (2019年8月16日 17時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
恋月姫(プロフ) - 本当にすごく面白いです!!!面白すぎて、1日で追いつきました!笑笑あの…もしも可能なのであれば善逸と伊之助以外のバージョンってできるのでしょうか?例えば…翔君バージョンとか…。翔君との話が大好きでどうなるんだろうな!?と気になってしまって!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - そんな風に言っていただきありがとうございます!!!素晴らしいなんて....今、感動で心臓が痛いです(笑)伊之助バージョンも書いていきます!! (2019年8月14日 1時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
れん 炭治郎神推し - 伊之助もみたい!面白すぎて夜に見てたら二日で追い付きました笑 私漫画持ってないけどネタバレ覚悟で読みきりました笑笑 ネタバレも気にならないくらいいい作品です!こんな素晴らしい作品をありがとうございます! (2019年8月14日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年8月9日 16時