左手117 ページ28
しばらくして翔が離れた。自分のしたことを自覚したのか顔が真っ赤だったが、Aは可愛いなぁ。と思いながら笑った。鬼を斬ったので、ここにいる理由もなく夜だが帰ろうと思い翔と最後に喋っていた。
『刀持ってる理由は聞かないでいてくれると助かるな』
「分かりました。あのAさんは.......その.....」
『?』
「とっ、年下の男はどう思います...か?」
『年下?どうって...わからないけど、翔君は頑張りやさんだと思うよ』
緊張しながら聞いてきた翔に不思議に思ったが、年下の男との関わりをあまり持たないAは翔は頑張りやさんと思ったことを言った。
翔は嬉しそうにはにかんだ後、Aの目を見て言った。
「僕...いつかAさんとまた会った時、言いたいことがあるのでその時は聞いて貰えませんか?」
『もちろん。聞くよ』
Aは翔と約束した後、最後に言った。
『____またね』
優しい笑顔で言ったAは炭治郎たちがいる場所へ走った。
Aの姿が見えなくなった時、太陽が目を擦りながら起きた。
「あれぇ...お姉ちゃんは...?」
「帰ったよ。ほら、まだ夜も深いから寝よう」
太陽の頭を撫でながら布団へ促すと翔はAを思い出す。自分に姉がいたらあんな感じだったのだろうか。また会えるだろうか。色々と思う所はあるが、翔はAの隣に立てる様な男になれる様に頑張ろうと誓った。
数年後のとある街の、とある兄弟。その兄弟たちはとても良い男だ。そんな兄の初恋は綺麗な紐と綺麗な刀を持った鬼殺隊員とは誰も思わないだろう。
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恋月姫(プロフ) - わぁ!ありがとうございます!!!本当に面白くて大好きな作品なので…!書いてくださり凄く嬉しいです! (2019年8月16日 22時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ありがとうございます!翔バージョンも頑張って書きますね!!! (2019年8月16日 17時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
恋月姫(プロフ) - 本当にすごく面白いです!!!面白すぎて、1日で追いつきました!笑笑あの…もしも可能なのであれば善逸と伊之助以外のバージョンってできるのでしょうか?例えば…翔君バージョンとか…。翔君との話が大好きでどうなるんだろうな!?と気になってしまって!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: 827e8f9fa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - そんな風に言っていただきありがとうございます!!!素晴らしいなんて....今、感動で心臓が痛いです(笑)伊之助バージョンも書いていきます!! (2019年8月14日 1時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
れん 炭治郎神推し - 伊之助もみたい!面白すぎて夜に見てたら二日で追い付きました笑 私漫画持ってないけどネタバレ覚悟で読みきりました笑笑 ネタバレも気にならないくらいいい作品です!こんな素晴らしい作品をありがとうございます! (2019年8月14日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年8月9日 16時