【名探偵コナン】死なないように、疑われないように２

63話 ページ18

「ホォー……いつか私たちもこのケーキのようになりそうですね」


真っ赤なケーキを見つめて言う沖矢さん。


え……この人何言ってんの……不吉すぎるだろ。



安室さんも笑ってるけど、一応額に血管浮き出てるぞ。




「わぁ……すごく美味しそう………いただきます！」


沖矢さんの意味深な発言をフォローするように呟き、フォークでひと口大に切る。


パクッとひと口頬張ると、口の中いっぱいに広がるイチゴの甘酸っぱい味。



「美味しい！これ絶対売れますよ！」


「本当だ！安室さんすごいね！」



私とコナン君の褒め言葉に「ありがとうございます」と頬を染めるあむぴ。


うーん、可愛いっ！




「美味しいですね……でもこれ、中身にもイチゴ入れた方がもっといいと思いますよ」


沖矢さんのアドバイスに、確かにと頷く。


このケーキ、中身はスポンジと普通のクリームだけでイチゴは入っていない。




「……そうですね、検討しておきます」


おぉぉう……


安室さんの目がかなり怖いよ……


口角は上がってるけど、目は笑ってない。



こいつ、プライドエベレストだからな……



しかも宿敵(こいびと)の沖矢さんもとい赤井さんに言われたもんね。



まぁ……どんまいです。←




「沖矢さん………食べ終わったのなら早く帰ってくれませんかねぇ、僕のポアロから」


「んぐっ！？」


ケーキが喉に詰まりそうになった。


コナン君が「A姉ちゃん大丈夫！？」って言って背中さすってくれる。優しい。



え、待ってコレ……


「僕の日本から……」のポアロバージョンのやつじゃん！



てか何でポアロやねん

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