白のお姉さん【チェンソーマン】 (ページ42)

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41話　地球温暖化ページ42

NO side

「いや〜、それにしてもここ数年は本当に暑さが辛くなってきたねぇ。」

Aはコップの水を飲み干し、言った。

ﾏｺﾄ「地球温暖化が進んでいますからね。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「なんだそれ？」

明らかに難しそうな言葉にデンジは眉間に皺を寄せる。

「簡単にいうと、地球全体の外の気温が上がっていく現象ね。

最高気温が〜とかよく言うでしょ？」

ﾃﾞﾝｼﾞ「あ〜。

おっさんの車に乗っけてもらった時に聞いたな。

最高気温が更新とかなんとか。」

デンジは借金を返していた時期に乗っていたヤクザの車で流れていたラジオの内容を思い出した。

「そうそう、それ。

それがどんどん高くなっていっちゃうって感じ。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「それがなんなんだ？」

疑問を投げかけるデンジに分かりやすいように考えながらAは言う。

「それで、南極っていうこの地球の一番南にある場所があるんだけど。

そこは氷でできているの。

そこの氷が溶けちゃうのよ。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「おー？」

Aに続けてマコトは言う。

ﾏｺﾄ「それに寄って海の水が増水してしまうんです。

コップの中にある氷が溶けると水が少し増えるでしょ？

それと同じです。」

「南極の氷が溶けてしまうと増えた水の分、私達の住んでいるこの地面の面積が減ってしまうの。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「へ！？」

Aの言葉にデンジは自分の足をつけている地面を見た。

「この地球は海からしたらある意味、水槽のようなもの。

水が増え続ければその水槽の中で水高を上げていくしかない。」

Aはコップに水を注ぎながら言う。

「どうにかならないものかね〜。

夏の間は外に出るのもヤだしさ。

温暖化も悪魔もぜーんぶ纏めて消えちゃったりしないかな〜？」

肘をつきながらAは言う。