白のお姉さん【チェンソーマン】 (ページ40)

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39話　悲鳴ページ40

NO side

「行こうか。

軽井沢観光！！」

ﾃﾞﾝｼﾞ「よっしゃー！！」

さっさと任務を終わらせてしまったA達は、早速観光へと向かった。

そしてたくさん店が並ぶ場所に来たのは良かったのだが、ここで悲鳴を上げた者がいた。

ｸﾞｩｰ

「「「…。」」」

ﾃﾞﾝｼﾞ「腹減った…。」

悲鳴を上げたのはデンジのお腹だった。

「そう言えばもう1時過ぎてたね。

先にご飯食べようか。」

ﾏｺﾄ「そうですね。」

腕時計を見て思い出したようにAが言うと、マコトも同意した。

「何食べようかな…。

あ、お蕎麦屋さん！」

キョロキョロと辺りを見回すと風情のある暖簾が掛かっている蕎麦屋を見つけた。

ﾏｺﾄ「いいですね、最近暑くなってきてますし。」

春から夏に移り変わるこの時期、日中はそれなりに肌を照り付けるようになった。

ﾃﾞﾝｼﾞ「そばって何だ？」

デンジは恒例のようにAに聞く。

「食べてみれば分かるよ。

行こっか！」

3人は蕎麦屋の中へと入っていった。

店員「いらっしゃい！」

「3人で。」

店員「お好きな席へどうぞ〜。」

3人は店の奥の窓側の席に座った。

4人席の奥にAとデンジが向き合うように座り、デンジの隣にマコトが座っていた。

窓の前には障子が貼られており、外からの日光で風情がある光景が広がっている。

店員「ご注文決まりましたらお声掛けくださいね〜。」

人数分の水を置いた店員はそう言って戻っていった。

「さて、何を食べようかね〜。」

Aはメニューを机に置きながら言った。

ﾏｺﾄ「天丼とかもあるんですね、美味しそう。」

「こういうところのって美味しいよね〜。

デンジは美味しそうって、思うものある？」

目線はメニューに向いたままAはデンジに話しかける。

ﾃﾞﾝｼﾞ「…漢字が読めねぇ。」

眉間に皺を寄せながらメニューを見るがちんぷんかんぷんなデンジ。