白のお姉さん【チェンソーマン】 (ページ34)

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33話　軽井沢大橋ページ34

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「さて、ようやく着いたね。」

ﾏｺﾄ「ご迷惑をお掛けしました…。」

何とか正気に戻ったマコトはAに向かって頭を下げる。

「そこまでしなくていいよ〜。

私は普段はそんなに言えないからマコトくんが代わりに言ってくれるとなんかスッキリするし。

でも、一度始まるとなかなか終わらないところは直して欲しいけど。」

ﾏｺﾄ「善処します…。」

マコト、全くもって反論の余地なし。←

ﾃﾞﾝｼﾞ「此処なのか？」

「そうよ、日本有数の心霊スポット。

軽井沢大橋。」

目の前に出てきたのはエメラルドグリーンで装飾された橋だった。

周りは規制線が敷かれており、人の気配は全くしなかった。

「うーん…うん。

いるね。」

腕を組み暫く唸った後、Aは肩を落として言った。

ﾏｺﾄ「気配しますか？」

「するする。

でもなぁ…これはちょっと手こずりそう。

まぁ、チャチャっと終わらせましょうか。

2人は下がっててね〜。」

Aは苦い顔をしながら、カバンの中から2丁の銃を取り出した。

残弾数をキチンと確認をし、Aは1人橋へと足を踏み入れた。

ﾃﾞﾝｼﾞ「なぁ、俺本当に行かなくていいのかよ。」

あまりにAが心配なデンジは隣にいるマコトに問いかける。

ﾏｺﾄ「えぇ、Aさんなら問題はありませんよ。

勿論、デンジくんも特殊な存在と聞いているのでそれなりにお強いかもしれません。

でもそれは単独での場合。

人数が増えれば仲間同士の連携も重要になってきます。

その点で言えば君はまだ未知数の存在。

その状態で他のデビルハンターと組ませて任務に出れば連携が出来ず、そのまま…なんてことにもなりかねません。

なので、Aさんのところにいる間は単独での戦闘を学んで貰うことになりました。

デンジくんはAの戦闘を見て学んで欲しいとマキマさんから言伝をいただいています。」

マコトはAを真っ直ぐ見つめながら言う。

ﾏｺﾄ「大丈夫です。

Aさんは悪魔との相性がバッチリですから。」

そう言うマコトは本当に心からAを信頼している表情をしていた。

それにデンジは安心感を覚え、マコトと同じくAを見つめた。