白のお姉さん【チェンソーマン】 (ページ31)

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30話　心霊スポットページ31

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「さて、準備も終わったしそろそろマコトくんが来る頃だね。

外に行こうか。」

デンジがいつものデンジに戻ったことを感じ取ったAは切り替えるように一回手を叩くと言った。

ﾃﾞﾝｼﾞ「はーい！」

デンジは手を挙げて返事をした。

Aはサングラスをかけると荷物を持ち、デンジと部屋を出た。

しっかりと施錠の確認をし、ロビーまでエレベーターで降りてきたA達はマコトと合流をした。

ﾏｺﾄ「おはようございます。

Aさん、デンジくん。」

「おはよう、マコトくん。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「はざーす。」

挨拶を述べるマコトに2人もまた返した。

そして3人が車に乗ったことを確認するとマコトは車を発進させた。

「今日は軽井沢だったね。」

ﾏｺﾄ「はい、軽井沢大橋です。」

2人は本日の業務内容を確認する。

「あの心霊スポットか。

簡単に終わるといいんだけど…。

あ〜、嫌だ嫌だ。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「心霊スポット？」

デンジは聞き覚えのない言葉に疑問を抱く。

ﾏｺﾄ「心霊スポットっていうのは…そうですね。

簡単に言えば自分から怖がりに行く場所です。

幽霊が出るとか、そう言う噂があるところですね。」

説明をするマコトにAが付け足す。

「そんな感じね〜。

その中でも軽井沢大橋は日本国内でも有名な心霊スポット。

出てるとしたらジ殺の悪魔とかかな？」

ﾏｺﾄ「可能性は充分にありますね。」

「唯のジ殺の悪魔とかだったらいいんだけど、場所が場所だからなぁ…。」

ﾃﾞﾝｼﾞ「何かあんのか？」

眉を顰めるAに問いかけるデンジ。

「少し、ね。

心霊スポットは人の恐怖の感情が集まりやすいの。

悪魔はそういう感情が大好きだからね〜。

だから余計な悪魔まで寄ってきてしまう。」

ﾏｺﾄ「なるほど。

その場を根城にしている悪魔だけでなく、周囲からも餌を求めた悪魔が集まり、集団化している可能性があるというわけですね？」

「そういうこと！

流石マコトくん、今日も冴えてるね〜。」

Aは人差し指をクルクルと回しながらマコトに笑いかけた。