◇91.先輩後輩じゃなくて ページ6
デンジ side
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姫野「そういや、デンジちゃんもマキマさん好きなの?」
『ちょう好き』
姫野「例えば、マキマさんの性格がくそでも、好き?」
『くそ好き』
姫野「ふ〜ん…」
マキマさんを嫌いな人なんていんのかよ。でも、昨日姫野はくそ女って言ってたし……。は?マキマさんがくそ女?ゲロチューしてくるヤツのほうがクソだぜ。
そう思いながら、少し睨むように姫野を見ていると、姫野が「よし!私がデンジちゃんとマキマさんをくっつけてあげようか!」なんて事を言ってきたから、『ええっマジ?え〜…』って、驚いて思わず椅子から立ち上がってしまった。
姫野「まじまじ。デンジちゃん。私と極秘で同盟組もうじゃないか。」
「マキマさんとくっつける協力するから、私とアキくんくっつけてよ。」と姫野は言う。んだよ。姫野は早パイが好きなんか。ちょっと気になって、『あいつん、どこ好きなの?』と聞くと、「顔」と即答される。まぁ、早パイは面食い狐の悪魔の顔が使えるらしいし、悪くねぇ顔はしてんだろうな。私にはイケメンとは思わねぇけどよぉ。
『いいぜ、乗った。同盟組もうぜ』。でも、早パイの顔がどうたらは、関係ない。マキマさんとくっつけてくれるんだ。それなら乗った。と私は思う。
姫野「じゃあ今日から私達先輩後輩じゃなくて友達でいこう。」
「たまに朝。食べにきなよ。魔人ちゃんとアキくんを連れてね。」と姫野は言った。『気分が乗ったらな』と言う前に、私はピンクの髪の毛を思い出した。『マキマさんも来ねえかな…』なんていう私のつぶやきは、空に消えていった。
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レゼ推し隊部長ヒスイ - 続きが気になります! (2023年1月27日 18時) (レス) @page7 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲一二三 | 作成日時:2023年1月23日 21時