◇103.打て ページ19
NO side
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とある建物の1室………であったその場所からは、金属が互いにぶつかり合うような音が響いていた。
「ふん‼ぬううううっ…」
早川「うっ」
刀を被ったような頭をしている男の相手をしている早川は、銃で撃たれてすでに手負いだが、釘を持って男の攻撃を避け続けている。パワーは姫野のそばにいて、止血をするために力を注いでいる。
早川「っ、打て!!」
「ぐあっ」
一瞬の隙。そこについた早川が男にその釘を刺した。早川の声が土埃の待った空間に響いた。刹那
__3
不気味な声が聞こえてきて、刀の男の背中は釘で貫通し、地面に赤いシミを作った。
その刀をすぐに引き抜いた早川は、刀の男の攻撃を避けながら、距離を取りながら、またその釘を男に刺そうと距離を縮める。
早川「うっ」
「んん…うう、ぬっ」
早川「っ、…は、打て!!」
__2
今度は、背中からその釘を男に突き立てる。また響く不気味な声。
早川「打てっ!!」
__1
風穴が3つ空いた男の背中。早川は男の背中から釘を抜く。瞬間、早川は男によってふっ飛ばされ、コンの出現によって決壊した壁にぶつかった。「不気味なもん使いやがって」。そんな早川のもとに、男が近寄ってくるも、早川は痛みに耐えながら顔を上げた。
早川「カース!とどめを刺せ!!」
早川の声の後、また不気味な声が響いた。
瞬間、男は悪寒を感じる。自分の背中を何かが這うような感覚。寒い。冷たい。手足が動かない。くらい。恐怖。声が出ない。 “それ” は男の体を縛り、磔にし......
最終的に残ったのは、地面に崩れた男の死体だった。
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レゼ推し隊部長ヒスイ - 続きが気になります! (2023年1月27日 18時) (レス) @page7 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲一二三 | 作成日時:2023年1月23日 21時