その後の2人《ky編》�� ページ35
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会計を済ませて外に出ると、夏の夜のもわんとした空気に包まれた。
キ「はー、食った！食ったし、笑ったあ」
A「キヨさん、ご馳走様でした。美味しかった」
キ「こっちこそ、急に呼び出してすき家なんかに付き合わせちゃって、ごめんね！でも、美味そうに食ってたからよかったよ」
A「うん、初めて入った！美味しかったし、楽しかったー。また来たい」
キ「ははっ、かわいー」
改めてAちゃんて、こんな子だったんだなって思い知る。
A「かわいいって…そんなワケ。あ、じゃあお返しにコンビニスイーツ奢ってあげる！」
そういうと、Aちゃんは近くのコンビニにテテテ、と小走りで行ってしまった。…マイペース。慌てて追いかける。
「キヨさん、どれがいい？」と聞かれて選んだデザートをAちゃんがレジで会計し、そのまま店を出た。袋、一緒だったけど…手渡されてバイバイかな、と思ったがそのままテクテクと歩いて行く。…どこに向かうんだろう？と思っていると歩きながら振り返り、
A「うち、すぐそこだから。珈琲でも淹れるね？」
とニッコリ笑いながら言う。
…え？？…家、上がっていいの…？
え、待って、それって、そう言う事？
急激に高鳴り出した心臓を押さえながら、慌ててAちゃんについていく。Aちゃんは鼻歌なんか歌いながら、ご機嫌に夜道を歩いていく。
キ「え、あの…家、上がっていいの？」
A「ん？んふふ、私、あの件からね、部屋の掃除頑張るようになったんだ。だからいつ誰が来ても大丈夫！」
キ「あ…いやその、そういう意味ではなくて…」
A「あ、あそこだよー」
…いやこれは、多分そう言うんじゃないよな。この子、あんまり経験豊富ではないんだろう。警戒心がなさすぎる。多分、中学の同級生を家に上げる感覚？
比較的新しめの綺麗なアパートに到着すると、Aちゃんは家の鍵を開けて中に入り、「どうぞー」と軽快にオレを招き入れた。
中は思っていたより広く、キッチンとリビングが一応区切られていて、本人の言っていた通り綺麗に片付けられて掃除も行き届いていた。
A「適当に座ってねー」
言われた通り、ベッドの横の2人掛けのソファに浅く座るとキョロキョロと辺りを見回す。
Aちゃんの部屋…思ってもみなかった展開に、気持ちがついていけてない。だけどワンチャン…と思ってしまうのは、男だから仕方ねえよな。
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いりや(プロフ) - ゆのまるさん» 有り難すぎる言葉、嬉しいです…初めて完結しました。ゆのまるさんに楽しんで頂けて幸せです！ポンコツ調査員、うまく書けるかわかりませんが…精一杯頑張ってみます！！ゆのまるさんの新作も牛活躍を期待しながら楽しみにしております！（牛活躍？） (2021年10月9日 8時) (
レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのまる(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、ありがとうございます！私も13金すきでしてハラハラしたり笑ってしまったりと最初から最後まで本当に楽しく拝読させて頂きました！高評価、押し足りないくらい好きです！！新作の幽霊調査も更新楽しみにしております！！🥰 (2021年10月8日 23時) (レス) @page22 id: 587b75f302 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - 生茶さん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えているなら嬉しいです^ - ^頑張りまっす！ (2021年8月9日 13時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
生茶(プロフ) - いつも楽しく見てます！更新、頑張ってください！ (2021年8月9日 2時) (レス) id: 6cf296eb87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2021年8月6日 15時
