【TP4】Friday nightに逢いましょう【ky】【uszw】

2.え、日本人だよね ページ2

亜未「もしもーし」

A「あい。おつかれー。」

亜未「始めていい？」

A「ん、いーよー。コーヒー淹れてくる」


初めのうちは絶対ムリ！！と思っていたこのゲームも、亜未とSkypeで話しながら一生懸命やるうちに、段々慣れてきた。
わたしは安直に大好きな「milktea」で、亜未はシンプルに「Ami」でプレイしている。

初めは恐ろしく見えたジェイソンも、中身は同じ女子だったり外人の男の子だったりする事が分かってからは、人間臭く見えてきた。
まあ、殺戮シーンは未だ絶対目を瞑って見ないようにしてるけど…


アイスコーヒーを啜りながら、亜未と何気ない会話をして次のマッチングを待っていると、聞き覚えのある声がPCから聞こえてきて、思わず顔を上げる。


？？『アー、Superman？』

A「！あ。」

？？『ウ…シザ……ウ？？』

？？『ノーノーノー、ウシザ、ワ！』


A「またあの人たちだね」思わずニヤける。

亜未「ホントだ、この時間よく会うねー。」


多分、いや絶対日本人だと思うんだけど。必ず、あのタイミングでお互いの名前を確認してる。外人風の、日本語英語で。「スーパーマン」さんと、「ウシザワ」さん。

外国人と交流したい亜未は全く興味なさそうだけど、私は日本人の方が正直心強い。ボイチャで会話する訳じゃないけどね。

たぶん、この「入間」が付いてる名前の人と「華声」が付いてる名前の人も、お仲間っぽい。時々4人で同じキャラ使って、4人乗りで脱出してたりする。
かなりの頻度でやってるみたいだし、暇な大学生かな？きっと、裏で会話して盛り上がってるんだろうな。羨ましい。
いつでも自分の居場所があるって、かけがえのないこと。学生時代には当たり前で気づかないんだよね。

そんな事を思っていると、ゲームが始まった。




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