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「…宮舘ってさ、彼女いないの？」
「ぐふぉっ」
「汚いな〜やめてよもう」
昨日聞いてやろうとして忘れたのを思い出し唐突に聞いたせいか、いつもはクールな宮舘が勢いよくむせた。
いや、そんなに動揺しなくても…
「ごほっ…ごほっ…ごめん、てか、えっ？何急に」
「作っておいて貰ってなんだけどさ、彼女いたらその人に悪いな〜と思って」
「…ああ、そういうこと…。いないよ、彼女」
やっと落ち着いたのか若干涙目になりながらも宮舘は答えた。
いや、なんかごめんねほんと。
ちょっと寂しそうな顔をするもんだから、もしかして嫌な思い出でもあったのかもしれないと無神経に聞いたことを反省した。
まあ、人生27年やってりゃ、色々ありますよね。
「ごめんね、なんか」
「え、哀れみの目やめてよ。…そういう水野はどうなんだよ」
「逆にいると思います？」
「…ごめんなさい」
謝らないでくれ、別に付き合いたくても付き合えないとかじゃないんだから。
炊き込みご飯を口に入れて噛みしめながら味わう。
美味しい。
フロアから離れたココは、キーボードの音もなくて静かだ。
落ち着く。
「働いてる時はさ、忙しくてそれどころじゃないんだけど、休みの日とか家帰ったときとか、急に寂しくなるときない？」
「…？うん」
「そういう時って大抵お腹が減ってんのよ」
「うん…？」
「つまりね、無駄なこと考えちゃうのはお腹が空いてるせいなのよ」
「ごめん、真面目な顔して何言ってんの？」
「つまり、私は今美味しいご飯でお腹が満たされてるから、彼氏は必要ないってこと」
宮舘は納得いってない顔をしてたけど、気にせず食べ続けた。
私だって、自分何語っちゃってんの？とは思ってる。
同じモノ食べ続けた体が、突然栄養を摂取して変な反応出てることにしよう。
うん、そうしよう。
断じて、彼氏がいない言い訳をしてるわけではない。
いいじゃないか。
宮舘の作る唐揚げと、よく分かんないけど美味しいご飯でお腹いっぱいで。
今はそれが幸せと思えるんだから。
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chaco(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けてほんとに嬉しいです！モチベ上がります！更新気長に待って貰えると嬉しいです…！ (2020年7月5日 11時) (
レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！ (2020年7月5日 9時) (レス) id: e5c4ac2d18 (このIDを非表示/違反報告)
chaco(プロフ) - まり姉さん» コメント文字数だと説明しきれないので、「はじめに」という説明を追加しましたのでそちらを確認して頂けますと幸いです。紛らわしくて申し訳ございませんでした。 (2020年6月20日 11時) (レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 8日目の次が13日目になってますが・・・ (2020年6月20日 3時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
chaco(プロフ) - はるにゃさん» 初めまして！嬉しいお言葉をありがとうございます（ ; ; ）涼太くんの可愛さが伝わって嬉しいです〜！更新頑張りますのでこれからも宜しくお願いします！ (2020年6月16日 21時) (レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スゴイピーマン | 作成日時：2020年6月3日 22時
