信じて��*吹雪士郎 ページ42
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吹雪｢…ごめんね、タイミング、悪かったよね…
でも、誰かに先を越される前に、伝えたくて…｣
そう言って泣いてしまった私の顔を
困った顔で覗き込む吹雪くん
吹雪くんは、悪くないのに…
振られた噂を聞いて、慰めようとしてくれただけなのに…
涙は、流せたことですっきりしたのかすぐに止まった
｢…好きって、言ってくれてありがとう…
…ごめんねっ…、泣いちゃって…
もう全然大丈夫だから…！
泣いちゃったのは…私の問題だから、
吹雪くんとは、関係ないの…｣
そういった途端、吹雪くんは
また困ったように眉を下げて悲しそうな顔になった
優しい吹雪くんを、困らせたくないのに…
そう思っておろおろしていたら
急に視界が暗くなって、びっくりして肩が跳ねた
ゆっくりと目を開けると、
吹雪くんがタオルを頭にかけてくれたようだった
吹雪｢…目、ちょっと赤いから…、これで隠して…？
やっぱり、泣いちゃったのは、僕のせいでもあると思うから
これくらいは、させてほしいな…？｣
そう言ってタオルの端で私の頬を両手で包んで
顔を覗き込んできた吹雪くんが、
とても、優しくて、かっこいい
｢…あ、ありがとう…、もう、大丈夫…！
タオル、ありがとう…、後で洗って返すね…？｣
吹雪くんは、優しく笑い頷くと、
私を席まで送ってくれて
その後自分の教室へと戻って行った
吹雪くん、優しいな…
私を慰めるためだとしても、
好きって言ってくれて、うれしかった
また、別れたことをいろいろ
言われてしまうかもしれないけど、
私は、もう大丈夫…、そんな気がした
………………
お昼休み、お弁当を食べようと
机の上に置いたところで急に机に影ができた
ん？と顔を上げてみたら、
昨日別れた彼が立っていた
目が合ってしまったけど
そのまま私は机に目を移すと
男｢お前、俺と別れたくないんだろ？
朝泣いてたらしいじゃん
いいけど、また付き合っても｣
……え…？
何を言ってるの…？
私は何を言っているか分からないし、
なんだかこわいし、顔を上げられなかった
でも、それがだめだった
無視されたと思った彼が
大きな声で怒って、びっくりして顔をあげた時には
彼が真っ赤な形相で手を振りかぶっていた
殴られるっ…
そう思ったのに痛くなかった
目を開けると、
そこには吹雪くんが立っていた
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瑠璃(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます！申し訳ないのですがリクエストは受け付けておりません(>_<)💦 リクエストにお答えできるほどの文才も自信も持っておらず(>_<)💦 よろしくお願いします！ (2022年6月10日 21時) (
レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクエストをよろしいですか？ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 奏多さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！もっとキュンキュンしてもらえるように頑張ります〜！ (2022年3月23日 22時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 初めまして、いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています。これからも頑張って下さい!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: e041fb3c4a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 偽薬さん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです！頑張りますね(*^^*) (2021年12月9日 10時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2021年8月22日 21時
