お前のなら��*剣城京介 ページ38
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わぁ...、素敵...
昼休み、私が目を輝かせて見つめているのは
今日家庭科の調理実習で作った、おにぎりだ
バランスのいい綺麗な三角に、
ノリのサイズまで私好みのおにぎりちゃん...
見つめているだけで笑みがこぼれてしまう...
ほんとにかわいい...
もうお分かりの通り、私はおにぎりが大好きだ...
朝、昼、晩、おにぎりでもいいくらい
ほんとにほんとに大好き...
あぁ、素敵...
でも、今日作ったこのおにぎりは
私のって訳じゃなくて、あげるものだ...
なんか昔からの生徒たちの風習？で
女子が調理実習で作ったものを
好きな男子にプレゼントするのがお約束らしい...
かく言う私も女子だから、
好きな人にこのおにぎりをプレゼントする予定...
貰ってもらえるか分からないけど...
でも、
おにぎり嫌いな人がいるわけないし、大丈夫だよね〜
そんな軽く考えて元気に廊下を歩いていると、
女の子たちの集団とその中心に私の好きな人の後ろ姿が...
女の子達はおにぎりを持っているけど
なぜだか話しかけておらず、渡している様子はない…
しかもどこかに行こうとしてるのをただ見送っている
…どうしたんだろ…？
そう思いながらも私は
話しかけれそうだから話しかけよう！
そう思って突っ込んだ
｢…つ、剣城く.....｣
剣城｢…うるせぇ、いい加減にしろ…｣
｢…わっ｣
いきなり振り返った剣城くんが腕をぶんっ、と振った瞬間、
私はびっくりしてバランスを崩し後ろに尻もちをついた
その衝撃で私の手に乗っていた
ラップに包まれた、リボンで飾り付けしたおにぎりが
宙を舞い、床に転がった
私はびっくりしすぎて
しりもちをついたまま動けず固まっていた
今、叩かれそうだった…
ゆっくりと剣城くんを見上げると、
目を瞑りそっぽを向いたまま、大きなため息をした
す、好きな人にここまで嫌われているとは…
全然、話したこともなかったのに…
なんか、頭が回らなくて、もう、よくわかんない…
とりあえず謝罪を…
｢…ご、ごめんね…｣
私が声を発した途端、ばっとこちらを見た剣城くんは
目を大きく見開きびっくりしたような顔をしている
｢…っごめんね…、私っ、おにぎりあげたくて
剣城くんと話したことないのに、おにぎり大好きで
剣城くんにあげたくて！…ん、あ、あれ…？
ごめんなさい、さようならっ…｣
私は訳の分からないことを息継ぎせず一気に話した後
おにぎりを拾い、逃げるようにその場を後にした
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お前のなら��*剣城京介→←気づけなくて��after*霧野蘭丸
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瑠璃(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます！申し訳ないのですがリクエストは受け付けておりません(>_<)💦 リクエストにお答えできるほどの文才も自信も持っておらず(>_<)💦 よろしくお願いします！ (2022年6月10日 21時) (
レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクエストをよろしいですか？ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 奏多さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！もっとキュンキュンしてもらえるように頑張ります〜！ (2022年3月23日 22時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 初めまして、いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています。これからも頑張って下さい!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: e041fb3c4a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 偽薬さん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです！頑張りますね(*^^*) (2021年12月9日 10時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2021年8月22日 21時
