気づけなくて��*霧野蘭丸 ページ34
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ふぅ…
やっとできた…
本を見て一生懸命作った
ピンク色のマカロンとハート型のチョコ…
いかにもバレンタインって感じの箱に詰めたら
ものすごくオシャレでかわいくなった…
きっと振られる確率の方が高いけど
好きな人はいないって霧野くん言ってたし
家庭的って思ってくれて好感度上がったらいいなぁ…
…あともう少しで家を出ないと…
振られても私服可愛いな、って思ってもらえるように
昨日準備したのは、
ブラウンのサロペットワンピースに
クリーム色のカーディガン
お正月に買ったお気に入りで着るのを楽しみにしていた
鏡に写った自分を見て、よし、と頷くと
学校へ向かった
………………………………
2月13日、日曜日、バレンタインデー前日
ここで、いいよね…
霧野くんに指定された場所、
部室の横の人気がないところで待つ
はぁ…、なんだか急に緊張してきた…
うまく話せるかな…、好きって…伝えれるかな…
深呼吸しよう…、吸って、吐いて……、吸って…
｢A｣
｢わゎっ…、え、あ、霧野くんっ…｣
後ろから急に声をかけられたものだからびっくりした…
わぁ…
霧野くんのユニホーム姿を初めて見たからびっくり…
ちょっとかっこいい…
女の子たちにモテるのもわかるなぁ…
霧野｢おい｣
｢…あ、ごめんね…
あ、これ霧野くんにも作ってきたよ
今日はありがとう｣
そう言って私が取り出したのはバレンタインのお菓子だ
神童くんにも作ったのと同じもの…
量がちょこっとだけ霧野くんの方が少ないけど…
霧野くんはちょっとびっくりしたように目を見開いた後
いつもの表情に戻ってこう言った
霧野｢…いらない、Aが自分で食べろよ｣
｢…え、あ、そっかぁ｣
明日学校でたくさんの女の子たちにもらうもんね…
私のなんていらないか…
霧野｢…で、神童来たけど｣
｢…えっ｣
霧野｢…じゃ、俺行くから
…頑張れよ｣
あれ、行っちゃうの…？
と霧野くんに向けて手を伸ばしていたら
神童くんがこちらに歩いてきた
｢…あ、え、えっと…、ごめんなさい、休日に…｣
神童｢いや、気にしてないよ｣
わ、どうしよう…、かっこいい…
顔が熱い…、絶対私真っ赤だ…
｢…あの、す、好きです…｣
そう言って下を向いて差し出したお菓子を
神童｢…ありがとう｣
神童くんは優しく受け取ってくれて
顔を上げたら優しく微笑んでくれた
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瑠璃(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます！申し訳ないのですがリクエストは受け付けておりません(>_<)💦 リクエストにお答えできるほどの文才も自信も持っておらず(>_<)💦 よろしくお願いします！ (2022年6月10日 21時) (
レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクエストをよろしいですか？ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 奏多さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！もっとキュンキュンしてもらえるように頑張ります〜！ (2022年3月23日 22時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 初めまして、いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています。これからも頑張って下さい!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: e041fb3c4a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 偽薬さん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです！頑張りますね(*^^*) (2021年12月9日 10時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2021年8月22日 21時
