特別��*円堂守 ページ25
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｢…行ってきま〜す｣
お父さんとお母さんに挨拶をして玄関のドアを開けると、
外の寒い空気で肌がびりびりとなった
家の中は暖かかったからこんなに寒いと思わなかった…
マフラーを少しきつめに巻いて暖かいの逃がさないぞ…
なんて思いながらに歩いて学校に向かう
通学路を歩いている間、
私はどんどん暗い気持ちになっていく…
理由は1つ……、人の視線だ…
なんで私がそんなに見られるかというと、
私の顔が整っているかららしい…
お母さんは、
昔モデルをやっていたくらいの美人さん、
お父さんは、
優しい顔のちょっとだけイケメンさん…
その2人から生まれた私は
守ってあげたくなるかわいい系の顔らしい…
クラスの女の子たちが言ってた…
両親のせいで、目立つ派手な顔をしているのに、
それに反対で、私の性格は地味で根暗でビビりだ…
見た目と正確に相違がありすぎ…
……違う顔に生まれ直したい…
そんな出来もしないことを思って歩いていたら
もう学校に着く…
校門をくぐり、靴箱へ向かっていたら…
｢っAさんっ、好きですっ！｣
私のすぐ目の前に来た全然知らない男の子…
足が震える…
声を出したいのに、
喉をきゅっと締められたみたいに声が出ない…
私は、こわいのだ
男の子が…
｢…っご、め…なさぃ…｣
必死に絞り出した声は、か細くて届いたか分からない
私はそのまま靴箱へと走った
はやく教室に行ってしまいたい…
急いで靴を脱ごうとするけどうまく脱げない
もう、なんで私の体なのに、うまく動かないの…
やっと脱げた、その時、
｢おはようっ！A！｣
急に聞こえた声に、少し驚きながらも、
声の主が分かるから、安心してしまう…
だって、その人は…
｢…え、円堂くん、おはようっ…｣
私が話せる男の子、円堂守くんだから
円堂｢朝から大変だなぁ…、大丈夫か？｣
｢…え…、う、うん…
し、心配してくれて、ありがとう｣
私は彼の前では別の意味で上手く話せなくなる
マフラーの静電気で髪がぼさぼさになっているかもと
手で直そうとするも余計にぱちぱちとなってしまう…
や、やだ…
わたわたと焦ってしまう
｢…ゎ｣
ゆっくりと伸びてきた彼の手が
私の髪を直してくれる…
円堂｢ほら、直ったぞ
俺、静電気起きないタイプなんだっ｣
そう言って、にかっと屈託のない笑みを浮かべる彼が、
私のことを好きじゃない彼が、
私は、好きだ
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瑠璃(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます！申し訳ないのですがリクエストは受け付けておりません(>_<)💦 リクエストにお答えできるほどの文才も自信も持っておらず(>_<)💦 よろしくお願いします！ (2022年6月10日 21時) (
レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクエストをよろしいですか？ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 奏多さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！もっとキュンキュンしてもらえるように頑張ります〜！ (2022年3月23日 22時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 初めまして、いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています。これからも頑張って下さい!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: e041fb3c4a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 偽薬さん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです！頑張りますね(*^^*) (2021年12月9日 10時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2021年8月22日 21時
