黒子テツヤ*一目惚れ ページ1
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｢…………かっこいい……｣
たくさんの部が新入生の勧誘をしていて、
人がたくさんでにぎわっている中、
私の目には隣をすれ違った彼しか映らなかった…
15年間生きてきて恋なんてしたことなかったのに
一目惚れ……恋に落ちてしまった………
…………………………………………
あの時から私は彼のことを探し、
隣のクラスの黒子テツヤくんということがわかった…
わかったものの自分から行動なんて起こせず
何にも起きないまま半年が経っていた……
だけど、なんにもしていないわけじゃない……
ある時は、
昼休みにちらっと隣のクラスを覗いて見たり、
またある時は、
廊下ですれ違った時少し見たり、
またまたある時は
掃除の時間に彼の姿眺めたり……
何もしてないのと同じかも知れないけど、
私には精一杯だった…
私の恋心はどんどん大きくなるばかり…
私にもっと行動力と自信があれば……
なんて願っても無駄なんだけどね
そして今日もなんにも出来ずに放課後……
頑張りたい気持ちはあるけど、
なかなか勇気を出せない……
はぁ、とため息をついて駅までの道を歩く
あのお店の服、かわいいな…
あのドーナツのお店、
今度クラスの友達と行きたいな…
あ、あのハンバーガーショップ、
入ったことないんだよな…
おいしいのかな………………………
ん？
私の目がおかしくなければ
黒子くんの姿が見えた気が……
あ、あれ……？
なんか手招きしている気がする……
後ろを振り向くと誰もいない……
わ、私？と自分を指を差すと
こくっと首を縦にふっていた……
どうしよう、私なんかが行っていいの……？
話したこともないのに…
お店の前をウロウロしていたら、
ウィーンとドアが開いて黒子くんが出てきた
黒子｢…A、Aさんですよね、
火神くんもいますが、ご一緒にいかがですか？｣
｢…あ、はい……｣
初めて真正面から見た彼はやっぱりかっこよくて、
一瞬目があったけど逸らしてしまった
返事をするので精一杯だった……
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2020年1月15日 12時
