ほんとは��*霧野蘭丸 ページ26
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霧野｢…Aは、誰が好きなの……｣
久しぶりに話しかけてくれたけど
なんだか弱々しく見える…
私の話なんか、なんで聞いてくるんだろ
どうでもいいのにね…
｢…誰も好きじゃないよ…
私、日誌書き終わったから、もう行くね｣
霧野｢……A、教えてよ……｣
強引に会話を終わらせて帰ろうとしたのに
手を掴まれてしまった
せっかく好きな気持ちを消そうとしてるのに、
なんで今さら私に構ってくるの…
｢……霧野くんは、私のこと、嫌い…なんだよね…？
私は……、霧野くんのこと、好きだった……
だけどもう、好きなのやめるから…
私に構わないで…… ｣
はやくこの場から去りたいのに、
泣いてるところ見られたくないのに、
涙は溢れてきてもう我慢できなかった
霧野｢……ごめん…｣
返事なんて、求めてなかったのに
霧野くんはちゃんと返してくれた…
やっぱり霧野くんは優しい人だ……
ありがとう、好きでした…
｢……ありがとう………｣
そう言って帰ろうとしたのに、
霧野くんは手を離してくれなかった
｢…あの……、離して………？｣
霧野｢離さない……、俺も、Aのこと……好きだから……｣
｢…え……｣
霧野｢…さっきの"ごめん"は、
俺の態度が悪くて、の"ごめん"……
Aのことは、ずっと好きだったよ…
でも、髪、切ったから……
神童のこと、好きなのかと思った｣
｢……え？神童くん？｣
なんで神童くん？
挨拶程度しか話したことないのに…
霧野｢……ごめん…勝手に勘違いして、
Aに冷たくして……
Aのこと諦めなきゃいけないんだと思ったら、
もう何もかもどうでもよくなって、
嫌な思いさせたとしても、
Aの気を引きたかった…
A、好きだ…
俺のこと、まだ好きでいてくれてるなら、
……付き合ってほしい……｣
霧野くんが震える手を伸ばしてくれている……
冷たくされて、悲しくて、辛くて、
でも、嫌いになれなかった……
｢…もう、冷たく、しない……？｣
霧野｢しない……！約束する……
毎日笑わせる…、幸せにする……！｣
顔を真っ赤にして一生懸命答えてくれる霧野くん…
そんな彼を、私も幸せにしたい……
｢……ありがとう、
私も、霧野くんのこと、幸せにしたい……
よろしくお願いします……！｣
私は真っ赤な顔の彼の手を包んで
満面の笑みを浮かべた……
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あやか(プロフ) - 瑠璃さん» わ、元気を出して貰えたなら良かったです！コメントして良かった(｡･･｡)ご自分のペースでゆっくり更新してくださいね、続編も楽しみにしてます頑張ってください！(●´▽`●) (2020年5月13日 15時) (
レス) id: 9edf19eee5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます！最近あまり良い文章を書けなくて悩んでいたのですが、なんだか頑張れそうです.☆.｡ありがとうございます！ (2020年5月11日 12時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！最近夢小説にハマっていて、こちらの作品にたどり着きました。キュンキュン止まらなくてやばいです…!!最近見た作品の中で1番好きです…(´；ω；`)ｷｬｱｱ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 9edf19eee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2012年3月27日 14時
