バレンタイン��after*剣城京介 ページ43
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放課後の教室に1人、
私はぼーっと自分の席に座っていた…
バレンタインデーのあの日からもう2週間が経って、
剣城くんとは放課後一緒に帰ったり……
昼休みに少し話したり……
いっぱい話す機会が増えてうれしくて、
幸せすぎて大丈夫かなぁと心配になるくらい…
日に日に剣城くんが大好きになる……
今日も剣城くんと一緒に帰る約束をしているので
あと30分くらい待たなきゃ……
窓からグラウンドを見て
サッカーしてる剣城くんを見て待つの、結構好き……
だから待ってるのも楽しい……
いつもはそのまま約束の時間になるのに……
今日は違かった……
なんとクラスメイトの男の子がやって来て
一緒に話そうと言ってきたのだ……
その男の子は野球部らしく
いつも私が窓から見ていたのを知っていて
教室まで来てくれたらしい……
わざわざ来てくれたのに断れなくて、
結局広い教室に2人きり……
どうしよう……、なんか嫌だ……
野球部の話とか、クラスの話、
いろいろ話してくれるけれど
私はそれどころじゃない……
もうすぐ剣城くんとの約束の時間だから
そろそろお開きにしたい……
そう思っていたら……
男子｢……俺、Aさんのこと……｣
ガラッ
急に響いたドアの開閉音……
びっくりしてそちらを見ると
サッカーのユニホームを着たままの、
｢……剣城くん｣
いつもは制服に着替えてからくるのに……
男子｢……じゃ、俺帰るね、Aさん、またね｣
｢……うん、ばいばい｣
男の子は急いで帰っていった…
剣城くんと2人の教室に
少しの沈黙が流れる
なんか、怒ってる……？
この気まずい空気をどうにかしたくて
一生懸命考える……あ、
｢……剣城くん、ユニホーム、のままだね？
着替えてこな…｣
剣城｢……好きだ｣
｢……、え……！？｣
ずっと黙ったままだった剣城くんが
急に喋ったと思ったら……、
私の聞き間違いじゃなければ……
ドキドキして答えられなくて、黙ったままの私を
剣城くんは優しく抱きしめてくれた……
｢……好きだ……
……さっきのやつの方、好きか……？｣
｢……す、好きじゃないよ……さっきの子は……｣
さっきの子は……？と呟く剣城くん……
絶対分かっててやってる、確信犯だ……
｢……私が好きなのは……、剣城くん、だから……｣
そう言うと剣城くんは
私を抱きしめる腕に力を込めて
小さくサンキュ……と呟いた……
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あやか(プロフ) - 瑠璃さん» わ、元気を出して貰えたなら良かったです！コメントして良かった(｡･･｡)ご自分のペースでゆっくり更新してくださいね、続編も楽しみにしてます頑張ってください！(●´▽`●) (2020年5月13日 15時) (
レス) id: 9edf19eee5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます！最近あまり良い文章を書けなくて悩んでいたのですが、なんだか頑張れそうです.☆.｡ありがとうございます！ (2020年5月11日 12時) (レス) id: 75384eaf90 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！最近夢小説にハマっていて、こちらの作品にたどり着きました。キュンキュン止まらなくてやばいです…!!最近見た作品の中で1番好きです…(´；ω；`)ｷｬｱｱ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 9edf19eee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2012年3月27日 14時
