一話目 ページ2
桜の花が爛々と咲き暖かな春の陽気が感じられる
学生たちがこれからの新生活に胸を膨らませ
まるで桜の絨毯が敷かれているような道路に
緊張と期待が入り混じった足で学校に向かっている頃、
俺望月Aは母の体を貫くような怒鳴り声で目がさめる
「〜〜っ〜！母さんそんな大きな声で起こすなよ、まだ春休みなのに」
「あんた、、、、壁に掛けてあるカレンダー穴空くほど見なさい、朝ごはんは作ってあるから早く支度して降りて来なさい」
母は荒々しく部屋の扉を閉めた
朝から機嫌が悪いな〜 俺は呑気にあくびをしながらカレンダーを見る
今日は確か４月５日だっけな、
今日サッカークラブあったけなぁ？そう呑気に考えながら
ゆったりとした動作で首を動かし4月５日の日を見る、とそこには俺がマジックで書いた【入学式の日寝坊しない！！】の文字
えっ入学式、
えっ
目をこすりもう一度カレンダーを見るが同じ入学式の日寝坊しないの文字が
恐る恐る目覚まし時計の時刻を確認すると蛍光色8.15分と示されてある
ここからの俺の行動はピカチュウの繰り出す電光石火よりも早かったと思う
荒々しくパジャマを脱ぎ少しブカブカの制服を着て
バックを持ち転げ落ちるような勢いで階段を降りる、
パジャマをたたんでいないがまぁ気にしない
リビングまで走りご飯を用意してくれた母に
「ごめん母さんご飯はいらないから」
と声をかけて玄関に大急ぎで向かい靴を履き玄関
のドアをあけて
家を出ようとした時
「これ忘れ物」
母に呼び止められ、振り返ると高校デビューと称し母に買ってもらったスマホを手に渡される
っと母の手に触れた瞬間
母の感情が一気に体を伝って頭に流れてくる
この感覚に罪悪感を覚える
(A大丈夫かしら中学生の時いざこざがあったし高校生になるのに入学式の日から寝坊して)
どうやら母に俺は心配を掛けられているようだ
寝坊は関係ないが中学生の時のいざこざは事実なので心配をかけられるのは当然のことなのだろう
俺が言うのもなんだが優しい母だ
「心配掛けなくても大丈夫だよ母さんじゃ、行ってきまーす」
母は一瞬驚いた顔をしたが笑顔を見せ
「急ぎすぎて転ばないようにね」
その声を聞きながら玄関から飛び出て西第一高校まで走る
中学の時の二の舞を踏まないようにと
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chachaha0415(プロフ) - トモさん» ありがとうございます！ (2019年12月22日 11時) (
レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
chachaha0415(プロフ) - 47さん» 誤字です (2019年12月22日 11時) (レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
47 - すみません。5話の『1ねんD組』はわざとですか？ 誤字ですか？ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 作者さんの正直なところわりと好きw自分で評価最高にするよね。俺もした。話の内容も面白いしこれからも応援してくぜ！ (2019年12月8日 12時) (レス) id: f2ff245dbd (このIDを非表示/違反報告)
chachaha0415(プロフ) - 猫ノ鈴さん» あと、どこに誤字脱字ありますか？お恥ずかしながら自分じゃあまり探せなくて、 (2019年8月2日 6時) (レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者デーす | 作成日時：2019年6月15日 15時
