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第九十九話 ページ9

Aside


炭治郎と禰豆子ちゃんは隠の人によって拘束され、本部へと運ばれた。




私も行かなければならないけど、

少し血を流しすぎた。

呼吸で止血をしたが、ふらつく。




「ガシッ」




『あ、ぎ、義勇さん…』



ふらつく私を支えてくれたのは義勇さんだった。



義「よく守った。今は少し休め。」



そう言って私にしゃがんで背を向ける義勇さん。

おぶさって良いと言うことだろう。

このままでは倒れてしまいそうだったので、

義勇さんの言葉に甘えることにした。



『義勇さん…ありがとうございます。』




義「あぁ。」






義勇さんの背に揺られているうちに、血を流しすぎたからか、眠気が襲ってきて、私は眠ってしまった。









時「A。A、起きて。」



無一郎くんの声が聞こえる…

産屋敷邸に着いた?



『ん…あ、無一郎くん?』


時「やっと起きた。顔、真っ青だけど、大丈夫なの?それに冷たい…」


無一郎くんが私の頬に手を当てる。


『少し、血を流しすぎただけだから…』


時「また無茶したんだね。」




私は重い身体を起こして辺りを見回した。

産屋敷邸だ。

少し離れた場所で柱が集まっている……

何故だろう?




あっ!
炭治郎と禰豆子ちゃんは!?

キョロキョロと2人を探す。





その時、炭治郎の叫ぶような声が聞こえてきた。

柱が集まっている中心に炭治郎がいるのだろう。




炭「妹は俺と一緒に戦えます。
鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!
だから、」



実「オイオイ、何だか面白いことになってるなァ。」



不死川さん…?あの箱は…!



隠「困ります、不死川様!
どうか箱を手放してくださいませ!」


箱には禰豆子ちゃんが入ってるはず。


実「鬼を連れたバカ隊員はそいつかいィ?
一体全体、どういうつもりだァ?」


胡「不死川さん!勝手なことはしないでください。」


胡蝶さんの怒ったような声が聞こえてくる。


実「鬼が何だって?坊主ゥ。
鬼殺隊として人を守る為に戦えるゥ?」


まずい…まずい…
不死川さんは禰豆子ちゃんを!



不死川さんが刀に手を置いた瞬間、私はその場から駆け出していた。



実「そんなことはなァ。
ありえねぇんだよ、馬鹿がァ!」



不死川さんが刀を振り上げた瞬間、
箱と刀の間に滑り込む。




「ザクッ」




『うっ!』







私は禰豆子ちゃんの箱を不死川さんの手から守るように奪い、抱きしめて転がった。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに炭次郎のところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - つづき待ってます (2020年10月30日 23時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - 全然大丈夫ですよ。書ける時でもいいので、いつでも待っています。宇髄さんはからかうの上手いけど、主人公ちゃんは照れていたしなぁ。宇髄さんに抱きしめてもらいたい、なんちゃって( -∀-) (2020年8月18日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - ミナリンスキーさん» はじめまして。コメントありがとうございます!最初から読んでくださり、ありがとうございます!仕事が忙しくて更新が滞っていますが、頑張って更新できるようにします!今後もよろしくお願いします。カナヲちゃんとの絡みも入れていきます! (2020年8月8日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - はじめまして最初から読んでいます。炭治郎との関係がますます気になります。カナヲちゃんとはもっと仲良くなってほしいです。続き楽しみに待っています。 (2020年7月30日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月28日 22時

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