鬼滅の巫女《３》

第百十話 ページ20

Aside





まただ…また、予知夢…



ここは、どこだろう。


倒れた…列車？？









「ドォンッ」









煉獄さんと炭治郎…？






と、上弦の…参…









上弦の参が炭治郎に襲いかかる。



『炭治郎っ！』

煉「炎の呼吸、弍ノ型、昇り炎天」




煉獄さんが鬼の手を斬る。
炭治郎は無事だ。






私は炭治郎の前に立ち、刀を構える。






猗「そこの女は巫女だな。
無惨様がお待ちだ。お前は生かして連れていく。」


『っ！！』




ついに鬼無辻が接触を図ってきた…






煉「A、下がっていなさい。」



煉獄さんが私と炭治郎を守るように上弦の参と対峙する。



『煉獄さん！私も戦います！』


煉「いや、Aは竈門少年を守れ。」



そう言った煉獄さんが猗窩座という鬼と戦い始める。





目で追えないくらい速い。





煉獄さんと猗窩座の間に入れる気がしないのか、私は足がすくみ動けなかった。






煉「炎の呼吸、伍ノ型、炎虎」

猗「破壊殺、乱式」




二つの技がぶつかり合う。




やっと見えた煉獄さんの左目は潰されていた。






『煉獄さんっ！』






炭治郎は立ち上がり、助太刀しようと動こうとしている。






私も煉獄さんに結界を張ろうとした。


『けっか…っ！！』



目の前に猗窩座がいた。




猗「結界を張られると面倒だ。気絶させる。」





私に向かってくる猗窩座の手…

刀で防ぐのが間に合わない。






煉「炎の呼吸、壱ノ型、不知火。
A、自分を守りなさい。
それ以上力を使えば君も無事では済まないぞ！俺はのことは気にするな！」






煉獄さんのおかげで猗窩座の手は私には届かなかった。






煉「炎の呼吸、奥義、玖ノ型、煉獄！」

猗「破壊殺、滅式」









「ドドンッ」









土煙で何も見えない……

見え……た…

な…んで……？







『っ！や、めて！煉獄さんっ！！』





煉獄さんの腹部に猗窩座の腕が貫通していた。






『あぁぁぁぁっ！！煉獄さんっ！』






煉獄さんから腕を抜き、こちらへ歩いてくる猗窩座。


私の前に立ち守ろうとする炭治郎。







猗「邪魔だ。」





「ゴッ」





炭「ガッ」







炭治郎の首を掴む猗窩座。








『やめてっ！殺さないでっ！炭治郎っ！』


炭「A…に、げ…ろ…」


『嫌だっ！殺さないで！やめてっ！』

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