第百九話 ページ19
炭治郎side
胡「Aさん…また魘されていたようですね。」
しのぶさんだ。
しのぶさんは心配そうにAを見ている。
炭「また、ですか?」
胡「えぇ。Aさんは特殊な巫女の力のせいか、予知夢を見ることができるんです。」
炭「予知夢??」
予知夢とは何だろうか?
胡「予知夢とは、未来に起こるかもしれない事を夢でみることです。
ですが、未来は変えることができる…そう言ってAさんは今まで自分が見た未来を変えようと頑張ってきたんです。
当然、変えれた未来もあれば変わらなかった未来もあります。」
炭「変わらなかった未来…?」
Aは何を見たんだろうか…
胡「守れなかった命があるということですよ。
竈門くん。Aさんを支えてあげてくださいね。
この子は強いけれど、心は弱い…本人は気づいていませんけどね。」
炭「は、はいっ!必ず、Aを支えます!」
側で一緒に戦うと、守ると再び決意した。
胡「ふふふ。では、もう少ししたら、Aさんもまた起きると思いますし、それまでAさんをお願いしますね。
私は別室にいますので、Aさんが起きたら呼んでくださいね。」
そう言ってしのぶさんは部屋から出て行った。
予知夢…か。
Aは何を見たのだろうか。
途切れ途切れの言葉ではよくわからなかったけど、「殺さないで」と言っているように聞こえた。
誰かが、殺されるような夢を見たんだろうか。
それが未来で起こるかもしれない…
なんて残酷なんだろうか。
きっと、夢を見たAはその人を守るために命を掛けるだろう。
そして、守れなかったら自分を攻めるのだろう。
Aが進む道はいつも苦しいくらい残酷な道だ。
Aの背負うものは俺も背負ってやりたい。
そう思い、またAの手を握った。
71人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに炭次郎のところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - つづき待ってます (2020年10月30日 23時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - 全然大丈夫ですよ。書ける時でもいいので、いつでも待っています。宇髄さんはからかうの上手いけど、主人公ちゃんは照れていたしなぁ。宇髄さんに抱きしめてもらいたい、なんちゃって( -∀-) (2020年8月18日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - ミナリンスキーさん» はじめまして。コメントありがとうございます!最初から読んでくださり、ありがとうございます!仕事が忙しくて更新が滞っていますが、頑張って更新できるようにします!今後もよろしくお願いします。カナヲちゃんとの絡みも入れていきます! (2020年8月8日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - はじめまして最初から読んでいます。炭治郎との関係がますます気になります。カナヲちゃんとはもっと仲良くなってほしいです。続き楽しみに待っています。 (2020年7月30日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月城 | 作成日時:2020年6月28日 22時