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第五十三話〜主人公side ページ10

Aside



最終選別まであと4日





今日は朝からなんだか身体が怠い気がする…

でも、そんな事で立ち止まっている暇はない!!

最終選別まであと4日しかないんだから。




そう思いながら、今日も木刀を振るう。




今日はまだ柱の人は来ていないから、1人で修行しなくちゃいけない。

1人でも出来ることをしておかなくちゃ。




教えてもらった、筋肉の強化や速さを活かした戦い方をイメージして動く。



『ハァハァハァ……』


まだまだだ…
まだ速く動ける!!

私は続けて動き続ける。




あれ?なんだろ…なんかクラクラ…




宇『よっ!この宇髄天元様が修行をつけにきてやったぜ!』




あ、宇髄さん…来てくれたんだ。

あれ?宇髄さんが2人……




『あ、う、ずいさ………』



「バタン!」



宇「はぁ!?おい!しっかりしろ!!A!!」









夢を見た。


現実か、夢かわからないくらいにハッキリとした夢だ。




この場所がどこなのか、わからない。
そんなところで私はある人物と向かい合っている。





いつか見た夢で、日向伊織と戦っていたあの男……鬼舞辻無惨が私の目の前にいる。





無「お前は伊織の生まれ変わりだ。」



無惨は私の頬に触れながら言う。

夢の中だからか、恐怖からなのか、動けない…



無「お前を鬼にしてやろう。私と共に永遠に生きるのだ。
その神に愛されし力を私の為に目覚めさせるのだ。」



身体が震える。



『っ!いっ…嫌っ!鬼になんてなりたくたいっ!』


無「お前に拒否権などない。」



無惨の爪が振り上げられる。



動け!私の身体!鬼になんてなっちゃダメ!
動け!動けっ!!



その瞬間……


「バチッ!!」



私に触れていた無惨の手が弾き飛ばされた。


周りには結界が私を守るように現れていた。




無「くっ…結界か。目覚めていないのにこの威力か。」



無惨は弾かれた手を見て言う。


私は後退りして、無惨から距離をとった。




無「だが、お前程度の力でその結界がいつまでも保てるか?私は弾かれ、身体が傷ついてもすぐに再生できる。」



無惨がゆっくりと私に近づいてくる。
無惨から触手のような物が何本も伸びて私を取り囲む。




無「鬼にならぬのなら、取り込むまでだ。」




その言葉と共に私に触手が迫る。




『っ!』







 









「起きろ!A!起きろ!」




誰かに名前を呼ばれた。



ハッとした時には、私は夢から覚めていた。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時

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