第七十七話 ページ34
『(鴉に頼めばお手紙を届けてもらえるのか！よし！鱗滝さんや炭治郎にお手紙を書こう！！)』
Aは鱗滝と炭治郎に最終選別突破と今の状況などを手紙を書いたのだった。
手紙を送ってもらおうと、庭に出て鴉を呼ぶ。
『すみませーん！私の担当鴉さーん！(こんなので来てくれるのか…名前教えてもらおう。)』
ダメ元で読んでみる…と
意外にもすぐに鴉がやってきた。
「カァー、ナンダ？」
先程のカラスよりも少し片言の鴉だった。
『この手紙を狭霧山の鱗滝左近次という人に届けてもらえますか？』
「マカセロ！」
『ありがとうございます！あと、貴方のお名前は？？』
「ハクだ！ジャ行ってクル！」
そう言って鴉のハクは飛んで行ったのだった。
『ハク！よろしくお願いします！(ハクかぁー！いい名前だなぁ。)』
Aは飛んでいくハクに大きく手を振って見送ったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
炭治郎side
ある日、鱗滝さんから手紙を渡された。
Aからだ。
炭治郎へ
お元気ですか？
私はつい先日、最終選別を受けて無事に突破しました。
今後は破魔の力と神力を早く目覚めさせる為にも、鬼と戦い、力を高めていくつもりです。
炭治郎に生きて会う為だと思うと、
どんなに苦しくても乗り越えられる気がします。
いつか炭治郎なら会える日を楽しみにしています。
Aより
最終選別を突破したのか。
Aはすごいなぁ。
どんどん先に行ってしまう…
俺はまだ岩を切れないでいる。
A…
俺はくじけそうだよ。
このままではAを守れない。
禰豆子も目覚めない…
一緒に強くなると言ったのに…
俺だけが弱いままだ。
Aに会いたいよ。
あの太陽のような暖かさで俺に笑いかけてほしい。
そんな時、くじけそうな俺の前に錆兎という狐の面をつけた少年が現れた。
それから、錆兎は毎日、大岩の場所に現れるようになった。
未熟な俺は錆兎に負け続けている…
それでも、男で…俺は長男だから
勝つ為に挑み続ける。
A…
俺はまだまだ弱いけど、
Aに会う為に、守る為に、共に戦う為に
必ず強くなってAに会いにいくよ。
だから、もう少し…待っていてくれ。
俺は今日も錆兎に挑む。
Aの手紙をお守り代わりに懐に入れて…
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました！ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです！ありがとうございます！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続編おめでとうございます！ とても良い作品を書いていて羨ましいです！ これからも更新頑張ってください！ 応援しています！ (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月城 | 作成日時：2020年6月9日 15時
