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第七十三話 ページ30

そんなAに「パサッ」と何かがかけられる。



冨「(そんな格好をしていては)風邪をひいてしまう。」


冨岡がAに自分の羽織りを羽織らせたのだった。


『ありがとうございます。』


Aは肌が隠れたことにホッとして微笑んだ。








胡「Aさん、その隊服は正規の隊服ではありません。今すぐ脱いで燃やしましょう。」

胡蝶は笑っているが、こみ上げる怒りを隠せていない。





宇「おいおい!燃やすのは勿体ないだ………」
胡「宇髄さん?何か問題でも?」


胡蝶が笑顔を崩さずに宇髄の言葉を遮る。


宇「い、嫌…問題ねぇな。(こ、怖ぇぇ。)」







実「女がそんな格好をすんじゃねェ。で、その隊服持ってきた隠っつーのはどこにいるんだァ?」


落ち着きを取り戻した不死川が手をバキバキ鳴らしながらで聞く。




『あ、隠の前田さんと言う方です。
今、お部屋で待って頂いています。』




胡「そうですか。ではAさんは元の服に着替えてください。
その隊服は私がゲス……隠の前田さんにお返ししておきましょう。」


不「胡蝶、俺も行くぜェ。(ふざけた隊服作りやがって、ブッ殺す。)」


『は、はい!着替えてきます!』





Aは急いで着替えて、胡蝶に隊服を渡す。


『お待たせしてすみません!』


胡「大丈夫ですよ。ではお預かりしますね。
Aさんはこちらで待っていてくださいね。」


そう言って、胡蝶と不死川はその隊服を持って部屋を出て行ったのだった。









一方、前田まさおは…


前「可愛い子だった。完璧だ!似合うに違いない!
グフフフフフフ、、、」


前田がニヤニヤして、Aが来るのを待っていた。





「失礼します。」



前「(キター!)どうぞ。」





前田は外からかけられた声に入るように促した。


「ガラッ」


前「どうですか?きっとお似合いになるとおも…………」


前田が振り返ると…





胡「お久しぶりですね。ゲスメ…前田さん。」

Aの隊服を持ち、怒気を抑えて微笑む胡蝶と、


不「てめェか。あのふざけた隊服作りやがったのはよォ。」

青筋を浮かべてこちらを睨んでいる不死川がいた。



前「ヒ、ヒィィィィィ!」



その後、胡蝶には隊服を燃やされ、不死川には「まともな隊服を作らねぇねら、ぶっ殺すぞォ」と脅された前田。



前「申し訳ございませんでしたぁぁぁ!今すぐ新しい隊服を作ってきます!」



と、急いで去っていったのだった。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時

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