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第六十三話 ページ20

最終選別が行われる、藤襲山……


その山には藤の花が咲き乱れていた。


長い階段を登り開けた場所へ行くと、そこには沢山の最終選別参加者がいた。



『(こんなにもいるの?
あ…奥にいるのはひなき様と輝利哉様!)』




Aがひなきと輝利哉に気づいてすぐに、最終選別の説明が始まる。



輝「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださって、ありがとうございます。
この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、外に出ることはできません。」


ひ「山の麓から中腹にかけて、鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます。」


輝「しかし、ここから先は藤の花は咲いておりませんから、鬼共がおります。この中で7日間生き抜く。」


ひ「それが最終選別の合格条件でございます。では、いってらっしゃいませ。」



ひなきの言葉に沢山の参加者が山の中へと入っていった。




Aは山に入る前にひなきと輝利哉に向けて、

『いってきます!!』と言う。


ひなきと輝利哉は微笑んで、

ひ、輝「いってらっしゃいませ。」

と答えたのだった。









山に入ったAは走る。


『(とりあえず、朝日が登る方向へ!太陽の光が届く場所に行く!)』




Aが走っていると、鬼が飛び出してきた。



鬼1「久方振りの人肉だ!」

鬼2「しかも女だぜぇ!!俺の獲物だ!お前らはどこかに行けぇぇぇ!」

鬼3「黙れ!女の肉は俺のもんだぁぁぁ!」



3人の鬼が現れてなにやら、誰がAを喰うか喧嘩している。


『っ!(いきなり3人!?私にやれるの?でも、やるしかない!!)』



鬼1「先に喰った奴が喰えばいい!!」



鬼が一斉にAに襲いかかる。



『(3人の首を一気に斬る技!!)
破魔の呼吸、参ノ型、天羽々斬!』


「ザシュッ」


「ゴトリ」


3人の鬼の首が一斉に落ちる。



『(き、斬れた!ちゃんと強くなってる!)』



鬼がチリのように消えていく。



『(どうか……鬼の血に囚われた魂が救われますように……)』




散りゆく鬼の身体を見てAはそう祈った。






『(骨も残らず散って行くのは、人ならざるものになり、人を喰った報いなのかもしれない……鬼はなんて…悲しい生き物なのだろう。)』









まだ、最終選別は始まったばかり…

Aは先を行くために再び走り出した。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時

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