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第六十一話〜宇髄side〜 ページ18

宇髄side





あの日、Aが倒れた日、


お館様にAの夢のことを話した。






宇「Aの見た夢が予知夢てあれば、鬼無辻無惨はいずれ、Aを狙ってくると思われます。」






予知夢…なんて普通は信じられない。


が、巫女で強い力を持つAだからこそ、信じられた。





産「天元が思うように、Aが見たそれは間違いなく予知夢だろう。

おそらく、Aの神力が修行で高まったことで、予知夢を見ることができたんだろうね。

だけど、鬼無辻に気づかれようとも、Aには力を目覚めさせてもらわなければならない。

それが、Aにとって辛く厳しい道でも。」





そう言ったお館様はAに辛い道を歩ませることに心を痛めておられるのだろう。

少し哀しげな表情をしていた。






宇「鬼無辻にAを渡すつもりはありません。俺がアイツを守ります。
幸い、あの夢の未来はまだ先です。決まってない未来なら抗うことができる。」






Aが涙を流して怯えてる姿、

"抗え"と言った俺を見る強い眼差し

俺は、Aを守ってやりたいと思った。


Aは不思議な女だ。






産「ありがとう、天元。
Aのことを頼んだよ。」



宇「御意。」









その後、お館様に最終選別へ行くまでと帰ってくる時のAの護衛を頼まれた。

鬼無辻には気づかれていないはずだが、もしものことがあるかもしれない。

力が目覚めていないAを1人にするのは危険だ。





お館様はAに気づかれないように見守ってやってほしいと仰った。






そんなことできんのは元忍の俺様だけだ。









そういう訳で、俺は今



藤襲山へ向かうAの後を追い、見つからないように見守っている。







Aは町の中をキョロキョロしながら歩いている。

派手に目立ってやがる。
 
アイツ…顔も俺様ぐらい派手だからな。

それにしても町を歩いたことないのか?

キョロキョロしすぎじゃねぇか?









Aを見る視線の殆どが男だ。

そんな中で、1人の男がAに話しかけた。





全く地味な顔をした男だ…

俺様の目の前でAに声をかけるたぁ、いい度胸だぜ。









かといって、いきなり出て行くわけにもいかず、少し様子を見ることにした。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時

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