第五十八話 ページ15
甘「あ、そういえば宇髄さんが戻って来ないわね。」
『(あ、宇髄さん…私が落ち着くまで、ずっと抱きしめて……………!?だ、抱きしめ…て……)////////!?』
宇髄とのことを思い出した、Aは顔を真っ赤にして俯いた。
甘「Aちゃん!?顔が真っ赤よ??
また熱が出てきたのかしら??」
甘露寺が慌ててAの額に手を当てる。
『あ、え、えええと…違うんです…大丈夫です!!(男の人にあんなに抱きしめられたことなんてないから…)』
その時、襖が「ガラッ」開いて宇髄が入ってきた。
宇「おっ!起きたのか?」
そう言ってAの頭に手を置いた。
Aが「ボンッ」と効果音がなりそうな程、更に顔を赤くさせて俯いている。
『(////////う、宇髄さんの顔が見れない////)』
そんなAを見て甘露寺が顔が赤い理由に気がつく。
甘「(Aちゃん、宇髄さんのことを思い出して赤くなってたのね!キュンキュンするわ。)」
1人で盛り上がる甘露寺。
宇「ん?まだ顔が赤いじゃねぇか。熱か?」
そう言ってAの額に触れる宇髄。
『あ、だ、だだ、いじょぶです!!』
そんなAの様子に何かを感じ取ったのか、宇髄がAの顔を覗き込むようにして顔を近づけた。
宇「ふーん。まだ具合が悪いんなら、また俺様が看病してやるぜ?(さっき抱きしめたことでも思い出したんだろな。)」
急に近くなった距離にAは慌てる。
『わっ!宇髄さん///(近いっ!近すぎて目が逸らせない!)』
宇「さっきみたいに抱きしめてやろうか?」
宇髄がニヤニヤしながら更に顔を近づける。
お互いの吐息がかかるほど近くなる。
『あ、あ…う……っ!(ど、ど、ど、どうすれば!?!?)』
パニックになるA。
そして、その様子をキュンキュンしながら甘露寺が見ている。
甘「(キャー!!宇髄さんったら積極的ね!!Aちゃん、オロオロして顔が真っ赤になって可愛いわー!)」
そんなAに迫る宇髄を止めたのは、意外にも時透だった。
時「宇髄さん。やめてください。」
宇「何だ?時透。俺はAの体調を見てるだけだ。」
「ヒュンッ」
一瞬のうちに、Aは宇髄の側から時透の腕の中へと移動していた。
59人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時