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日曜日の夏祭り当日。
みんなで決めた集合時間は5時。
花火は7時からだから、それまで屋台を見て回る予定。
夏祭り会場までミンギュと歩くと既にみんなが集まっていた。
ホシ「こっちこっちー！」
周りを気にせず手を大きく振るホシくんの元へ急ぐと
ジュン「浴衣似合ってる！！すごく可愛い…」
真っ先に声を掛けてくれた、期待していた人からの言葉。
「あ、ありがとう…」
パッと他の人に目を移すとみんな私たちを見ていて恥ずかしくなり、思わずミンギュの後ろに隠れた。
ミンギュ「え！ヌナかわい」
ジュン「Aちゃんはこっち、」
ミンギュに抱きつかれる前に繋がれた私の右手とジュンくんの左手。
「、うん」
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「よく噛んでね」
隣でひたすらもぐもぐ食べるウジが喉に詰まらせないか心配になって声をかける。
ジュンくんはハオちゃんが食べたいというりんご飴を買いに付いて行って、繋がれた手は離された。
他のみんなも何人かで分かれて食べたいものを買いに行ったから、私の隣にはウジだけ。
ウジ「Aは何か食べないの」
「んー、たこ焼きあったら食べたい」
ウジ「一緒に探しに行こ。俺も食べたい」
わざわざ食べかけの焼きそばを閉まってくれて、すたすた歩いていくウジに駆け寄って一緒に歩く。
「ウジはさ」
ウジ「うん」
「好きな人いる？」
ウジ「…いるけど」
「やっぱりそうなんだ！この前聴かせてくれたウジの恋愛の曲すごい好き。毎日聴いてるよ」
でもなんでこんなに共感できる歌詞なんだろう？って思って…と伝えると
ウジ「ってことはAも好きな人いるってことだよな？」
ちょうどたこ焼きのお店に着いてウジが立ち止まる。
ウジ「買ってくるから、ちょっと待ってて」
と私を道の端に寄せてくれてからウジは列に並んだ。
…私、好きな人がいるんだ。
「会いたい」
そう思うのが恋だよね？きっと
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作者名：tea | 作成日時：2021年11月25日 14時
