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ウォヌ「Aが料理できてよかったほんと」
夕方前、飯盒のための火起こしをする男子と料理をする女子で分担して作業していると後ろからひょこっとウォヌが顔を出した。
「そんなできるって言うほどでもないけどね」
ウォヌ「ミンギュがヌナめっちゃ上手だから！俺もわりと料理できるけどヌナの方が断然美味しい！って言ってたけど？」
「そうなの？あーかわいい弟だわ」
ふふ、とミンギュの顔を思い浮かべた。
…あ。
昨日ミンギュにユアの好きなタイプ聞いてきてって言われてたんだった。しかも聞くの忘れないように復唱もさせられたんだった。
「はぁ、もうミンギュ…」
仕方ない、寝る前に忘れなかったら聞こう。
ユア「ごめんねA…私料理全くできなくて」
包丁もほぼ使ったことないから何もできることなくて…と肩を落とすユアに
「これ食材切ったから油引いて焼いてくれる？」
と手渡すと仕事がもらえて嬉しそうに焼きに行った。
よし、次はウジのためのサムギョプサル…
お肉を食べやすい大きさに切って焼いて、タレを作っていると
ジュン「Aちゃん！僕たち終わったよ！」
ホシ「めちゃくちゃ頑張った！」
2人が褒めてほしそうに報告しに来たから
「お疲れさま、頑張ったね！ありがとう」と伝えると嬉しそうに2人でハイタッチしていた。
ジュンくんとホシくん、動物みたいだな笑
「…あれ？ウォヌとウジは？」
ジュン「5分くらい散歩してくるって！」
「そうなんだ？」
あとは食べる直前にサンチュを水洗いするだけだから、私もユアのいるカレーの方に向かった。
鍋を覗くといい感じに焼けていて、そこに水を入れて蓋をして少し煮込む。
「あと20分ぐらい暇だよ」
ユア「そうなの？」
「ふふ、うん。今煮込んでるからね」
ユア「…私も料理始めようかな」
パッと顔を向けると「ミンギュくんに、料理できるって思ってもらいたいし…」とユアが呟いた。
「ミンギュに教えてもらったら？」
ユア「え！？ミンギュくん料理できるの？」
「うん、すごい美味しいの作ってくれるよ〜」
ユア「わー、そっか…」
と考える素振りのユアに「今度食べにおいで」と誘うと
ウォヌ「いいな、俺も参加」
ジュン「僕も食べたい！」
いつのまにか後ろにいた2人も一緒に、勝手にミンギュの料理を食べることが決定された。
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作者名：tea | 作成日時：2021年11月25日 14時
