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ユア「2人ともどこ行ってたの!」
2人で教室に戻るとお弁当を抱えて立っているユア。
ウォヌ「購買行ってた」
なんだ、先に言ってよ〜食べないで待ってたんだから!ね、ジュン!とユアが私に向かって言った。
え、私に向かって?
「、わっ」
どういうこと?と考えた瞬間後ろからふわっと優しくて爽やかな香りに包まれた。
「ジュンくん、?」
ジュン「2人でどこに行ったのかと思った…」
「ごめんね、ウォヌがお弁当忘れたから付いて行ったの」
ジュン「…告白かと思って」
「、え?なんて?」
ジュンくんの小さく呟いた声が聞き取れなくて聞き返すと、ぎゅ、っとまだ抱き締められたままだった腕が強くなって離された。
ジュン「ううん、食べよ!」
「うん…」
ウォヌ「なんかユア最近テンション高い」
ユア「いつも高いけど?」
ウォヌ「いや、そうなんだけど…楽しそう」
ユア「えへ、そうかな〜」
好きなミンギュと上手くいってるからかなあ。
幸せそうな笑顔になるユアを見て、私はそっと目線をジュンくんへ向けた。
もぐもぐリスみたいに食べてた。
ウォヌとユアの話を聞きながら口いっぱいに詰め込んでよく噛んで食べてた。
なんとも思ってないでハグしたのかな?
…私は今もドキドキしてるのにな。
ウォヌ「、…A?」
「え?」
ユア「ジュン見て固まってたけど大丈夫?」
え、うそ、固まってた?ジュンくんを見て?
ジュン「あ、Aちゃんここにご飯粒ついてるかわいい〜」
「え、どこどこ!?」
顔をペタペタ手で触って確認しても取れない。
ウォヌ「ここについて…」
ウォヌが自分のほっぺを指差して場所を教えてくれたのを理解する前に
ジュン「はい、取れたよ!」
「あ…ありがとう」
ジュンくんの手が取ってくれるために私の頬に触れて、顔に熱が集まる。
最近私、変だ。
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作者名:tea | 作成日時:2021年11月25日 14時