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4限目、おじいちゃん先生の授業をほぼ聞き流しながら私は昨日あの後ミンギュに言われた言葉を再生していた。
ミンギュ「ヌナは好きな人いる？」
ドキドキして、その人に会いたいと思って、
その人の笑顔を見たいと思って…
(ジュン「わー！Aちゃん見て！」)
(ジュン「Aちゃんが一番かわいいよ！」)
(ジュン「もうばいばいだ…寂しい」)
「…いや、違う違う」
頭を横にぶんぶんと振って気持ちを切り替えようとしてもパッと浮かんでくる後ろの席の彼の顔。
いじいじ
さわさわ
髪を手ぐしでとかされているような感じ。
ゆっくり後ろを振り向くと
「ジュンくん」
ジュン「しー、」
ジュンくんは私の髪をいじっていない方の左手の人差し指をしーっという声と共に私の唇へと当てた。
そしていたずらっ子のような笑顔をしながら私を優しく黒板の方へと体を向かせた。
私は後ろから見えないことをいいことに、さっきジュンくんの指に触れた唇を触る。
なに、今の…
未だ前を向いた私の髪をきっと指に巻きつけて遊んでいるであろうジュンくんに少し胸がぎゅっとなった気がした。
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ウォヌ「A」
「なに？」
お昼ごはんの時間。
ウォヌ「購買ついてきてくれない？」
いつもはお弁当のウォヌが忘れたらしく買いに連れられて購買に来た。
「パンなの？」
ウォヌ「なんで？」
「ご飯じゃないとやる気でなくない？ほら、んーホランイパワー？」
ウォヌ「ふ、なに言ってんの笑」
え、ホシくんホランイパワーで合ってるよね…？
あの日カトクを交換してから散々ホランイパワー！って自称ホランへポーズの自撮りとともに送られてくるんですけど…
「あ、ウジや〜」
結局ウォヌはおにぎりとパンをひとつずつ買って、戻る途中におにぎりを抱えたウジと遭遇。
ウジ「Aとウォヌじゃん。購買？」
「そうだよ！え、それおにぎり何個買ったの」
ウジ「7個」
「いっぱい食べて寝てすくすく育つんだよ」
おい、それやめろと言いながらも若干嬉しそうな顔をするウジ。
ほぼ毎日カトクでSVTの曲を語り合って、最近はウジが曲を趣味で作っているという宇宙工場とやらに来てもいいと許可をもらった。
取っつきにくい感じするけど絡みに行ったら満更でもないお顔をするのでめちゃくちゃに可愛がってる。
「今度一緒にCD買いに行こ」
ウジ「ん。楽しみ」
ウォヌ「え、2人いつ仲良くなった？」
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作者名：tea | 作成日時：2021年11月25日 14時
