後ろの席のジュンフィくん (ページ20)

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「もう自分の部屋に戻りなさい？」

ミンギュ「えーお話してよヌナ〜」

私の部屋でくつろぐデカいわんこ。
コト、っとゲーム機を机に置いたミンギュが私を見て

ミンギュ「好きな子ができた」

「…へえ」

ミンギュ「もうちょっと反応くれてもいいよね！？」

大きい体をバタバタさせてあー！言っちゃった！恥ずかしい！と独り言を発するミンギュに

「その子は誰なの？」

と聞くと

ミンギュ「んー、、誰だと思う？」

「先生」

ミンギュ「なんでそうなるの」

私はミンギュと関わりのある女の子なんてひとりも知らないし。

えー誰よとミンギュを見ながら言うときゃー！と女の子みたいに勝手に私のクッションを抱き締めて興奮してる。

「教えてくれないなら聞かないけど？」

ミンギュ「…ユアヌナ」

「ユア？ユアがどうしたの？」

ミンギュ「はあ、ヌナの鈍感さは相変わらずだね」

さっきまであれだけ興奮してたくせに今は体育座りしながら呆れてる。

しかもさらっと悪口言われたよね？

ミンギュ「ユアヌナが好きなんだ」

「っは！？ミンギュそれほんとに言ってる？」

ミンギュ「当たり前だよ。最近ユアヌナを見るとドキドキしてウォヌヒョンたちと話してるのを見ると切なくなる」

「…そっか」

たしかに、ミンギュ最近嬉しそうに学校に行ってる気がする。

ミンギュ「だからヌナ、協力してくれる？」

「え？」

ミンギュ「ただ聞いてもらうだけにヌナ呼んだわけじゃないに決まってるでしょ！応援してくれるよね！？」

ユアもミンギュも両想いなんだから、応援はするけど別に手伝うことないし。

勝手にユアにミンギュが好きって言ってた〜なんて伝えたらもっと怒られるだろうし…

ここは大人しく頷いておけばいいだろう。

「うん」

ミンギュ「ほんと！？ありがとうヌナ〜！だいすきー！！」

「やっぱり単純」

ミンギュ「今なんて？」

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