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「行ってきまーす」


次の日の朝。
制服に着替えて家を出ようとすると



ミンギュ「ヌナ!俺も一緒に行く〜」

「いいよ、あと5分待ってあげるから早く用意しなね」

ミンギュ「ええ!せめて10分にして…歯磨き…」



ミンギュがガタガタ起きてきてものすごい勢いでバタバタ用意し出した。




ミンギュ「ヌナ!用意できた!」

「ミンギュネクタイ忘れてる」

ミンギュ「あ、ほんとだ。待っててごめんヌナぁ〜」



忙しない弟だこと…
でも一生懸命なところは可愛いなと思ってしまうよね。当たり前のようにくっついてこなかったらね!!



「行ってきまーす」

ミンギュ「行ってきまーす!」



.



「どうしたのいきなり」

ミンギュ「あのね、実は…」





「ソクミナと喧嘩した?」

ミンギュ「うん…」

「どうして?」

ミンギュ「すごいお腹空いてて、お菓子を食べちゃったんだ…」



しゅん、とする大型犬こと弟。

、お菓子?詳しく聞くとしかもカルパスひとつ。



「んんん?カルパスひとつ?」

ミンギュ「うん。そしたらソクミナが楽しみにしてたのにー…ってしゅんってして、申し訳なくなって。俺もなんで食べちゃったんだろうって後悔してる」



いや、何の話?



「とにかく、謝ったのね?」

ミンギュ「うん、ソクミナも大丈夫だよって許してくれた」



けど、元気な2人が一気にしゅんと大人しくなって気まずくなっちゃったらしい。


なにそれ、かわいい!



「じゃあ、みんなでお菓子パーティーする?」

ミンギュ「え!!する!!ヌナもいてくれる?」

「もちろん〜ソクミナとハオちゃん誘っておいてね。私も3人誘っておくから」

ミンギュ「ヌナだいすき!ありがとうー!!」



また抱きつかれた。しかも校門前。
必死に離そうとしても強い力。

ねえミンギュ、ヌナのことが好きならもう少し優しくハグしてもいいと思うんだけど?


どうしようか、と立ち尽くしていると



ジュン「ちょっと、ミンギュくん!」

ミンギュ「うおわっ!!!」


とびっくりするくらいものすごい力でどこからかいきなり現れたジュンくんが引き離してくれた。



ジュン「わ、ごめん!そんなに強かった!?」

「大丈夫だよ、ありがとうジュンくん」

ミンギュ「ミョンホより強くてびっくりしましたよジュニヒョン〜!」




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作者名:tea | 作成日時:2021年11月25日 14時

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