後ろの席のジュンフィくん (ページ13)

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8月の日曜日。
私はインドア派だから基本家にこもるんだけど

「ジュンくんお待たせ」

ジュン「わ〜！Aちゃん可愛い…」

「あ、ありがとう笑」

ジュンくんもかっこいいよ、とは照れくさくて言えずそのままふたりで歩き出した。

今日はジュンくんに誘われて水族館へ来たんだけど

ジュン「うわあ！！かわいいよこれ！！」

ジュン「へえ、こうやって泳いでるんだね〜」

ジュン「もうすぐイルカショーやるって！一緒に見ようー？」

アナウンスでイルカショーのお知らせが流れて、私たちは屋外に出た。
ジュンくんが無邪気にはしゃいでいてすごく可愛い。

「2人で来たんだから一緒に見るに決まってるでしょ笑」

ジュン「たしかに！えへへ笑」

恥ずかしそうに手で顔を隠すジュンくん。

と思ったら急に私の手を取り走り出した。

ジュン「早く早く！」

「ちょっと、イルカショーは逃げないよ？笑」

ジュン「Aちゃんと早く見たいから、ほら行こう！」

夏のせいだからか、繋がれた手がすごく熱く感じて。走っている間ジュンくんのことばかり考えていた。

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