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F









「わかったわかった」









ってわたが背中さすってた
二階堂はもう寝ちゃってるし









「だって俺の方が先知ってんだよ?
みづきのことなら
北山さんよりは知ってるよ!!」









って今度は声荒げ出したし。









あの時の玉を見てきて
こんなに好きなんて思わかなかった









本気だとは言ってたけど
普段冷静な玉がこんなにダメになってたって
早く気づいてたら









……でも何も出来なかったか。









「俺は遊ばれてただけかよ!!ほんとムカつく!!
なんなの!!馬鹿らしすぎるわ!!」









困り眉でこっちに助けを求めてくる
わた。









「もうわけわかんない……あーあもうダメ」









って机に突っ伏してしまった。









しばらくしてスースーと寝息を立てて
寝てしまった玉。









「裕太も相当傷ついてたんだね」









って言うわたは、お父さんみたいで
父性を感じた。









「……だな」









朝八つ当たりされた時から
メンタルやられてんだろうなって
思ってたけど、
ここまでとは本当に思わなかったし









「不倫ね……
みづきさん離婚するって言ってたらしいね」









わたの言葉に耳を疑った。
そんなこと言ってたの?









「え?知らなかった?」









その心境を汲み取ってか
申し訳なさそうにこっちを見た。









「知らなかった、そんなこと言ってたの?」









「みたいだよ?
俺結婚してるから聞かれたもん」









「それは言っちゃだめだよな」









する気がないから言っちゃダメ
みづきさんも本当は本気だったとか?









「……な?」









「もし仮にみづきさんが本気だったとしたら?
タイミングよく妊娠してしまったとしたら?」









「それない。本気だったらなおさら
黙って離婚するでしょ。
離婚する時の
いざこざに巻き込みたくないだろうし
まず本気だったら北山さんとするか?」









確かにそうだよな。









玉のこと守ってやりたいけど
今回に関しては守れそうもないかも。









「……北山さんどんな心境なんだろうね」









そう言うわたは遠くの方を見ていた。









1番傷ついてるのは北山さん。
本人には悪いけど玉じゃない。









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作者名:みつこ | 作成日時:2018年5月19日 0時

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