愛してんだ。2 (ページ47)

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｢もう俺付き合う子ってなんで
そおゆう子ばっかなんだろな……｣

俺はわかるよ。
ガヤが女の子の事、お姫様だと思ってるから。
彼女に限らずね。

何でもやってあげてゆうこと聞いて
だから女の子嬉しくて
わがまま聞いてくれるって思うから
言いたくなっちゃうんだと思うよ。

俺が女ならガヤみたいなやつと
付き合いたいもん。

｢ふふ、
でもそんな所も居心地いいんでしょ？｣

って言うと、え？って顔して

｢まあな……｣

って。
ガヤ何だかんだ優しいもんね。

｢ふふ、｣

｢ははは｣

後から聞こえてくる声に反応して
3人の目線はそこに行った。

｢おう｣

北山さんとみづきだったのは
わかってた。

｢常務、ブラックでいい？｣

会社の人の前ではって事だろう。

｢お、さんきゅ｣

って空いてる椅子に腰掛けて
みづきがコーヒーマシンの前で
2つコーヒー入れてる。

｢｢｢お疲れ様です｣｣｣

｢どうだ？武田商事。決まりそう？｣

二階堂に問いかける北山さん。
この人の本当に凄いところはこうゆう所。
自分がプレイヤーから昇格した時に
営業部の俺らに
均等になるよう顧客情報を割り振ってくれた

そして、振った相手を正確に覚えてる
信頼も厚く、社長から何を求められてたのか
詳しくは知らないけど子供が生まれてから
凄く表情は柔らかくなったのは一目瞭然だった

｢決まりそうで……す？｣

｢お前あそこはちゃんとやってたら
絶対契約してくれっから！
あと頑張れよ、お前らもな？｣

ってみづきからカップを受け取り
出ていった。

2人とも気まづそうにこっちを
チラチラ見ながらお茶を啜ってて

やっぱり無かったことにはならないんだ
って思った。
こんな状況で2人に子供できたとか
言いづらくね？

｢はあ～午後から頑張るか～｣

｢うい～｣

それから今日は定時にあがり
家に帰ろうとした……時だった

｢おい、玉飲みに行くぞ～｣

って、横尾さんが珍しく誘ってきた。
なんだろ？急に。

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