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｢いますよ〜俺にだって彼女ぐらい｣
｢何人いんの？｣
｢1人ですよ！！｣
｢んははは、二階堂何歳だっけ？｣
｢今年26です｣
そんな歳？
｢見えね〜｣
って背もたれに体を預けて
最後にとってた卵焼きを食べた
｢あ、北山さんの奥さん｣
え？どこ？
諭されないように辺りを見回すと
｢ははは、嘘ですよ。
そんなんで新婚大丈夫ですか？｣
こいつ……まじ最悪
｢いや、最近聞かなくなったなって
……話。｣
なんて言いながら
オレンジジュースを1口飲んだ。
｢当たり前じゃん、結婚したんだもん
俺、好きな女ひとり守れないで
男語るなって感じじゃない？｣
なんて偉そうに言ったけど
実際何も守れてないよな。
気持ちの面で杏奈のこと裏切ってんだもん
｢へ〜本当に吹っ切れたんだ
俺玉森さんはまだ好きだと思ってたな
結婚式の時も2人追ってったのかなって｣
よく見てるなこいつ。
｢んー、そんな事いいからコーヒー飲もうぜ｣
って食堂をあとにした。
給湯室に行くとガヤと立川さんが
なにやら話してたみたいで
好奇心？聞き耳を立てると
｢ごめんって、｣
｢太輔の馬鹿。｣
｢本当ごめん｣
喧嘩？
二階堂と目を合わせると首を傾げてきて
視線は2人に向いた
｢太輔も北山さんの奥さんの事｢しー！！｣
｢大きい声出すなよ、そんなんじゃないから
本当に。やめて？ね？｣
太刀川さんの口を手で覆い
何か隠そうとしている。
みづきのこと？
｢もういい！！｣
走って給湯室から去ってった立川さん
取り残されたガヤに近付き
｢北山さんの奥さんがどうした？｣
｢……聞いてたのかよ｣
｢おう｣
｢北山さんの家によく行って写真撮ったり
してた時の見られてたまたま
それがみづきさんの誕生日のときで
みんなで取り囲ってて俺隣で肩組んでたやつ
誤解された｣
そんなことで？
｢前の話持ち出してくるのは
しんどいっすね〜｣
その通りだよ二階堂。
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作者名：みつこ | 作成日時：2018年5月19日 0時
