愛してんだ。2 (ページ37)

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your side

裕太の結婚式。

タキシードを着た裕太。
白いタキシードが良く似合う
スラッとした足がよく似合っていた。

奥さんの杏奈さんも凄く綺麗な人で
女性らしい出で立ち。
真っ白な肌と華奢な体に凄く
純白なドレスが似合っていた。

本当にお似合いなふたり。
裕太はこうゆう人と結婚して当たり前。

式が始まる前に裕太の弟さんが
こっちにきて挨拶をしてくれていた

｢うちの兄がお世話になってます｣

って。ミツは大人の対応をしていて

｢みづきさんの旦那さん本当に話聞いてるだけで
憧れてました｣

って言いに来てた。
少し居心地の悪いこの空間。
ミツは鼻の下伸ばして照れてるし

｢……じゃ始まりますね。
すいません、お邪魔して｣

って去っていった。
懐かしい裕太のお母さんとお父さん。
そして、あの時よく遊んでた仲間達。

みんな分かってるけど声掛けてこない。
ミツに気を使っての事だったと思う。

式が終わり、キャンドルに火をつけに来る
タイミングで全く目を合わせてくれない。
合ったと思えば他人行儀に｢初めまして｣って。

仕方ないことだと思っていたけど
奥さんがいるから仕方ないと
言い聞かせていたけど。

｢……初めまして。｣

やっぱり寂しくて。
欲張りな自分をどぉすることも
できない自分を責めた。

急に感じた手の温もりは
ミツで、小さな声で

｢よく頑張った。｣

って言ってくれた。

何度もミツを不安にさせて
ミツに迷惑かけて、ミツを悲しませたのに
この優しさに何度救われたかわからない。

何度もミツと一緒にいることを決めて
何度もミツの事を愛そうとした

ミツも何度も愛してくれて
何度も信じてくれた。
間違ったことしてる私を
何度も包み込んでくれた。

なのに……私はまたミツの目の前で
気持ちが勝手に裏切ろうとしてた。

私こんな奥さんなんだよ？
私こんな醜い心持ってんだよ？

次第に動機が激しくなって
溢れ出そうな涙を堪えて
みんなが散らばったタイミングで
トイレに行った。

後から追いかけて来てくれたのは
やっぱりミツで

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