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｢お、バトミントンあんじゃん！！
バトミントンしよーぜー｣
飲物をみんなで取りに行った時に
見えたみんなで遊ぶようの箱に入った
バトミントンセット
｢お、いいっすね！やりましょやりましょ！！｣
って全部宮田に持たせて
大きく開けてるところに向かった。
最初俺と二階堂でやってたんだけど
｢うわ！これめっちゃむずくない？｣
全然当たらない。
｢ははは、玉森さん弱っ！！
全然ラリーになんないじゃないですか！！｣
俺馬鹿にされてる？
｢むかつくわ！もうやだ！！宮田交代！！｣
飽きちゃって宮田にラケット渡した。
｢ははは、玉森さんにも弱点あったんですね｣
なんて笑ってるし。
そんな宮田と二階堂は上手いこと
ラリー繋げてるし、まじ悔しい
｢あ、玉森さん！！羽とって！！｣
ってこき使われる始末。
走って取りに行くと
｢え？｣
｢は？！｣
って、もうなんなの！！
｢玉森さん走り方おかしくない？｣
｢おかしいですね｣
ってヒソヒソ話してるけど
全部聞こえてるよ、馬鹿。
じろりと睨むと
｢あ、聞こえてました？｣
って、
｢聞こえてるわ、馬鹿｣
ジロっと睨むと逃げてった2人。
｢ふふ｣
取り残された俺の背後から聞こえる
笑い声の主は
｢おう｣
彼女で、子供と手つないでた。
｢相変わらず走り方おかしいのね｣
｢うるさいよ 、北山さんは？｣
｢あそこにいるよ、ほら来た｣
駆け足でこっちに向かってくる北山さん
両手にはお茶とビールがあって
｢ほれ｣
ってひとつビールを渡してくれた。
｢ありがとうございます｣
｢楽しんでるか？｣
ってキラキラとした笑顔でこっちに向く
北山さんの視線はすぐに子供に向いて
｢パパ〜｣
って足に抱きついてる。
可愛い、そう思ったのも束の間
｢営業部のみんなの所行こうぜ〜｣
って足早に歩いていってしまった。
残された彼女と俺。
北山さん……何考えてんだ？
深読みしすぎか？
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作者名：みつこ | 作成日時：2018年5月19日 0時
