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「まあ、明日も仕事だしもう寝る?」









「今何時だ〜、12時か、うん」









「裕太先風呂入ってきなよ
部屋着とか置いとくから」









「ありがと〜、先じゃ入らせてもらうわ」









ってなんとなく携帯持って
風呂場に行った時だった









プルルルルルルプルルルルルル









« 中村 杏奈 »








どうした?こんな遅い時間に









「はいはい?どうした?」









「裕、もう寝る?」









「ううん、」









「あ、そおなんだ。何してんのかなーって
連絡急に返ってこなくなったから
心配なっちゃって」









「あーあ、ごめんごめん
横尾さんって同期の人の家にいるよ
奥さんいないから泊まってんのよ」









「そか、それならよかった
あんまり夜更かししないでね」









「ん、ありがとう。おやすみ」









「ん、おやすみ」









心配性で連絡とってないとダメなやつだけど
何だかんだこおゆう所が可愛いと思ってしまう









シャワー借りて、脱衣所に出ると
横尾さんの部屋着らしきものが
置かれてた。









足通すと、ピッタリで昔









『ぷっ、ミツのスウェットちっさ』









って馬鹿にされたことあったなー
なんて思った。









また思い出してるよ俺。
ほんと男って馬鹿だよなあ。









女の恋愛は曲がり角。
1度曲がったら後ろ振り向いても
前の相手なんて見えない。









男の恋愛は一直線。
前向いて歩き出しても後ろ振り向いたら
まだ好きだったやつのこと見えてる。









男と女の違い。
そんな事、重々わかってんだけど、
あいつ曲がっちゃったんだって思うと
悲しくなってくる。









杏奈いるのに。









「横尾さんありがとう、って何してんの?」









キッチンに立ってなにやら
弁当の下ごしらえしてる横尾さん。









「はいはい、あっ、これ?
明日の弁当の準備と朝ごはんの準備
食うでしょ?」









「俺普段食べないからなあ〜」









って言うと









「ダメだよ、朝は食べなきゃ
よし、これでOK。明日の朝ごはんは
炊き込みご飯、スイッチピッ!」









って何やら嬉しそうに
ジャーのスイッチを押した









「……お、おう」









まじお父さん。
横尾家すげぇな、まじで。









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作者名:みつこ | 作成日時:2018年5月19日 0時

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