6#本当の過去 ページ23
『実は体力をものすごく使うのよ……出来れば今すぐ横になりたい』
「じゃあ、帰るか」
『ええ……！あ、歩きながらでいいんだけど』
「なんだ？」
『私、ハートの海賊団には正式加入はしないつもりだから』
「はあ？」
『い、一緒に行くのよ！もちろん、でもね…私まだ海賊団の一員でしょ？ケリをつけるまでは正式加入はしたくないの……！準備出来たら私の方から言うから……』
「なんだそういうことか……構わない」
『ありがとう、みんなにもあとで伝えておくね』
「そう言えば、お前どこの海賊団に拾われたんだ」
『え、あ……ーとね』
「………………」
『分かった言うから！そんな怖い顔しないで！…………四皇は分かるよね』
「ああ」
『その四皇の一人に拾われて逃げてきたの……』
「……！？」
『その名は…………』
この後の話は、この先どのみち知ることになるだろうから今は秘密だ。彼女の事は謎だらけだが、見捨てることはしねえ、惚れた女だからな。だがしかし……
夜ー
「·····なんであんなに馬鹿なんだ。伝わらねェんだ·····好きになっちまったんだ·········諦めれるモンなら諦めてェ·」
「いけねえ、酒を間違えて呑んだキャプテンが酔って病んでる」
「諦めたらいけないっすよ！キャプテン！いつか振り向いてくれますから、ね？」
「·····どうだかな」
「恋煩い·····だ、これ」
「だな·····ペンギンに愚痴相手頼んで俺たちは食べようぜ」
『···············？』
彼女の心を奪うのには、かなりの時間がかかりそうだ·····
そして翌日、俺たちは国を後にした。
ーー
7#心と胃袋を掴むハートの海賊団の船員（船員サイド）→←6#本当の過去3
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櫻葉茶(プロフ) - 優月さん» 優月様⋮ コメントありがとうございます！昔の話もっと詳しくないのかなと調べていた際に小説に出会い、読んだあとは妄想が止まらなくていつの間にか書いておりました。昔も今もかっこかわよなロー好きです（黙れ）長々と失礼致しました！ (2022年6月28日 21時) (
レス) id: 20853f77ef (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - 昔のローの小説の内容を書いてくれる人なかなかいなかったので嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年6月28日 18時) (レス) @page18 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻葉茶 | 作成日時：2022年6月6日 23時
